トリップしたら鬼滅の刃だったんだけど… 弐

肆拾肆“無限列車編” ページ15

ガタガタッ！

っ！車体がっ回るっ！

『【月の呼吸】 壱ノ型 月夜の舞』

ゴロゴロ

ッ、ふう。助かった。

あ、煉獄さんが、来る。

「む！君は！無事だったのか！」

『ええ、まあ。』

「それは良かった！」

そう言うと、煉獄さんは炭治郎の方に向かった。

しばらくすると。

ドォーン！

大きな音と共に、上弦の参がやって来た。

私は、最初から加わろうと思う。

そう思って向かうと。

「老いる事も死ぬ事も人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ死ぬからこそたまらなく愛おしく、尊いのだ。」

煉獄さんに集中してる間に奇襲でも、してみるか。

『小声(【月の呼吸】 弐ノ型 月見桜)』

「何っ！お前は……！」

「笹儚少女！？」

「Aさん！？」

『こんばんは、猗窩座。煉獄さん、私の本当の名前は月音A。炭治郎、久しぶり。』

「お前は、Aと言うのか。」

『嗚呼、猗窩座には教えてなかったなあ。』

「月音少女！君は戦えるのか！？」

『もちろん。お館様に聞いたことない？』

「Aさん!やっぱり、最初からいたんですよね……？」

『正解！ホント、炭治郎の鼻はすごいなあ』

と、まあこれまでのセリフ全て戦いながらやってる。

すごいでしょ。褒めて←

『【夜の呼吸】 参ノ型 漆夜の苦しみ』

「(クソっ！分が悪い。それにかもうすぐ朝日が登る。)」

「【炎の呼吸】 壱ノ型 不知火」

「チッ！」

猗窩座が逃げた。

『待てっ！【夜の呼吸】 弐ノ型 漆黒の儀式』

「(真っ暗……だが、逆に好都合！)」

『からの【月の呼吸】 参ノ型 月光』

「手が焦げたっ!(逃げなくては。早急に！)」

ザ、ザ、

「逃げるなあ！」

炭治郎が刀を投げた。

この後炭治郎は叫び続けるけど、傷に響くから止める。

『炭治郎。もう、叫んじゃ、駄目』

「う、うん」

炭治郎も、自分のやってる事がどういうことかわかってるからか、すぐにやめてくれた。

「月音少女。話をしたいのだが、いいだろうか？」

『ええ、どうぞ』

私、結構冷静風だけど、緊張してるからね。

だって煉獄さんだよ？緊張しないほうがおかしい。

その後、いくつか質問され、蝶屋敷に行くように言われた。

もちろん断ったが、半ば強制的に行かされた。

煉獄さんに質問されてる内に、善逸が来て、伊之助も回復仕出し、段々とカオスになってった。


しかし、無限列車では、誰も死なず、命に別状の有る怪我をした人も居なかったので良かった。

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