拾話 ページ49
「「お館様のお成りです」」
ザッ
柱全員が話していた位置からそれぞれの位置に戻り跪く
お館様「みんなよく来たね。顔ぶれが変わらずに半年に一度の柱合会議をむかえられた事嬉しく思うよ」
『お館様におかれましてもご健のようで何よりです。ますますの御多幸を切にお祈りしています』※(合ってます?良く解らないです)
最後の柱合会議だったし、言えて良かった!
お館様「ありがとう、A」
お館様「さて今日の議題はね、Aの事についてなんだ」
へっ?私?
『私、何かしましたか?』
お館様「A、正直に話してくれないかい?」
話すって…
もしかして死ぬ事を?
でも何でそれを知って…
そこまで考えて私はある人物に思いたった
バッ
『まさか…聞いてたの?煉獄さん』
私が槇寿郎さんに話してた事。
煉獄「ああ。すまない、嫌だったかもしれんが俺はAが死ぬほうが耐えられない!」
柱−A、煉獄「!!!???」
伊黒「…話というのはこのことか?」
ショック(?)からいち早く立ち直った伊黒さんが聞く。
煉獄「ああ。皆にも聞いてもらいたくてな」
お館様「さあ、A。話してくれるね?」
何か圧を感じるのは私だけだろうか?
……はぁ、仕方ない。
『……御意』
そして私は槇寿郎さんに話した事と同じ事をみんなに話す。
最初は驚いてた柱も最後の方は受け入れてくれたみたいで静かだった。
不死川「血鬼術、解けてんじゃねぇかァ?」
『それは無いと思います。わかるんです。自分の中に何かがあるのが』
それに…
『時々、心臓を締め付けるように苦しい時があるんです』
胡蝶「あの時倒れたのは血鬼術のせいなんですか?」
『言ってしまえばそうです』
冨岡「(死が)怖くないのか?」
『怖く…ないと思います』
今、この状況で怖いとは思っていないから。
皆はどうにかして私を助けてくれようとしたけど、そんなの必要なかった。
最後の日、最後の時、幸せで居れたらそれでいいと思う。
死はいずれやってくるものだから。
『皆さん、私の為にありがとうございます。
けど、私はもう死ぬ覚悟は出来ています。
今まで、皆さんと笑いあえて嬉しかったです。
ありがとうございました』ペコリ
私は皆の声を聞かないようにして走り去った。
皆の声を聞けば、後ろめたさや後悔が私を押しとどめてしまう。
そうならないよう、耳を塞いで誰にも追いつかれないよう全力で走った。
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水城舞梨亜(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» 夢主ちゃん……ホントは可哀想だなぁとか思いながら書いてる(ヽ´ω`)((( 面白い、何よりです! (2020年3月27日 21時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 水城舞梨亜さん» 夢主ちゃんどんどん死が、ちかずいてる((( ;゚Д゚)))ガクガクとても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年3月27日 19時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» いやホントごめんなさい!昨日、寝ぼけたのか何なのか非公開にし忘れちゃってて!もうこんな事は無いようにします( ;∀;)今日はもう一話更新しまぁす。 (2020年3月24日 22時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 水城舞梨亜さん» マジすか( ゚□゚) (2020年3月24日 20時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» 面白いと言ってくれてありがとう!!!(*´▽`*) (2020年3月24日 20時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水城舞梨亜 | 作成日時:2019年12月18日 22時