夢主死ネタ短編集＿＿壱【鬼滅の刃】

捌話 ページ47

心臓が落ち着いてきたあと、お館様ヘ報告があるのを思い出し、金平糖と報告書を持った。

ーー産屋敷邸ーー

『お館様、Aです』ｺﾝｺﾝ

襖を軽く叩きながら言う。

中から返事が来たと同時に襖を開ける。

お館様「どうしたんだい？A。何か報告かな？」

『はい。━━━━━━━━━━』

昨日の任務出の事を伝えた。

お館様「他にはないかい？」

何だかこちらを見透かされている気分だった。

『あ、後、金平糖です。皆さんで食べてください』

お館様「これは、Aが作ったのかな？」

『はい』

実を言うと金平糖が一番大変だった。

お菓子を言うものをはじめて作ったから。

『出来栄えは悪いんですが…』

お館様「ううん。気にしないよ。ところで、最近Aは柱の皆に会いに行ってるね？」

何でｯ！

『どうしてそう思ったんですか？』

動揺はしたけど、あくまで平静を装う。

お館様「みんなね、報告の時に言ってくれるんだ。今日、Aに何何をもらいましたって」

みんな、話してたの…？

お館様「別に会いに行く事は悪いことじゃないんだ。でも気になってしまってね」

『それは…また、次の柱合会議の時に』

お館様「そうかい。わかったよ」

これ以上お館様と居ると悟られそうだった。

ーー自分の家ーー

自分の家で、取り敢えずふー、と一息つく。

？？「おーい、Aー？」

誰かが家に来た。

誰も来る予定はなかったけどな？？

外に出てみると宇髄さんだった。

『どうしたんですか？』

宇髄「ちょっと…な」

どうしたんだろう？

あ、そうだ。

ちょうどいい、宇髄さんにふぐ刺しを渡しちゃおう。

宇髄「(Aが他の奴らと会ってて嫉妬したなんて言えねぇな)」

『宇髄さん。ふぐ刺し、どうですか？』

宇髄「お？わりぃな」

『いえ、元々あげるつもりでしたから』

宇髄「そうか、ありがとな」

でも結局宇髄は何で来たのかな？

あ、もう食べ終わってる！

早いなぁ。

『味はどうでした？』

宇髄「おう、うまいな。Aは料理が得意だったんだな」

『それなら良かったです』

宇髄「じゃあ、俺はそろそろ帰るな(Aが俺にも渡してくれたしいいかぁ)」

はぁ…

『そうですか。じゃあまた明後日ですね』

宇髄「ああ、そうだな」

そう言って宇髄さんは帰っていった。

何だったんだろうか？

考えている時、また、心臓が苦しくなった

明後日、大丈夫かな？

柱合会議なのに…

そう思いながら倒れるように寝た

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