詩集のような

恋話 ページ2

嫌いだ。

何度も言った。

何度も、大嫌い、そう言った。


大嫌いだと思ってた。

否、大嫌いだ、今も。


でも、あなたは嫌ってくれない。

どうして？どうして？どうして？どうして？どうして？

あなたが嫌ってくれなきゃ、私はどうすればいいの？

まるで悪役ね。

私なんて消えればいいと思っているんでしょう？

この、性悪女、って。




好きだよ。

何度も言った。何度も、大好きだ、そう言った。


大好きだって言ってるのに。

否、届きはしない。


だって、あなたは答えてくれない。

なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？

あなたが聞いてくれなきゃ、私は悲しいよ。

まるで道化師ね。

私の声雑音だと思っているんでしょう？

これ、うるさいね、って。



好きなのか嫌いなのかわからないくなっちゃった。

だからわからなくていい世界に逝きます。

古ぼけた絵本の中には、綺麗なお姫様と、格好いい王子様が居るけれど。


現実には、居ないんだ。

まるで悪役ね。まるで道化師ね。

私のキモチそれに返答がほしいのです。

やった、ありがとう、って。

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