＿参話 ページ6
今鬼の手は、全て出し切っていて、錆兎に当たる攻撃はない
だけど錆兎も、私にあたって位置がズレた
今、無理に錆兎が鬼の頚に挟まってる刀を押そうとすれば、相打ち覚悟で行くしかない
でも、相打ちでも何でも鬼を殺せそうな機会がそう何度も来るとは思えない
決断は、錆兎に任せる
私が、決めていいことじゃない
兎「［水の呼吸、拾ノ型。生成流転］！」
もし私達が生き残って、錆兎と話せた時
私は何故拾ノ型を使ったのか聞くだろう
きっと答えは手数が多いからだと思う
けどその選択は──
ｻﾞｼｭｯ
間違っていた
結果から言えば相打ちだろう
斬り落としきれなかった鬼の手が、錆兎の鳩尾を貫いた
代わりに、錆兎は刀を押し込むことができ、鬼の頚も斬れた
『錆兎！』
私の腕の怪我は痛みももうなくなってきている
兎「俺じゃなくて自分の心配を、しろ！」
それはこっちの台詞だよ
手を繋いで地面に座り込む
サラサラと鬼は散っていき、残るは私達だけになった
『ねぇ錆兎。私たち、死ぬかな？』
兎「わからない。未来の事なんて誰もわからないんだ」
うん。そうだね
もうそろそろ、錆兎の手が冷たくなっていた
自分ではわからなが、私の手も、もう冷たいと思う
互いに寄りかかり合って、支え合って死んでいく
鬼殺隊とはきっと、そういう所だ
薄れゆく意識の中、私は義勇一人残してしまうことに後悔している
どうか神様、あの子を一人にしないでください
あの子達だけなんです
出会ってからずっと、ひと目見たときからずっと
側に居てくれたのは──
たった一人だった私の世界に色を、彩りをくれた
ああ、どうか神様──
あの子を、義勇を一人にしないでください
沈むゆく意識の中
｡･ﾟ･･ﾟ･｡｡･ﾟ･･ﾟ･｡｡･ﾟ･･ﾟ･｡
.｡.:*♡✧*。.｡.:*♡✧*。
｡･ﾟ･･ﾟ･｡｡･ﾟ･･ﾟ･｡｡･ﾟ･･ﾟ･｡
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水城舞梨亜(プロフ) - 我妻ライさん» 神作品！？！？！？！？うっ、HPが瞬で消えましたぁぁぁぁ(´・ω・｀)ｳｯ…←でもう嬉しい 続きそろそろ更新できます！お楽しみに（？） (2020年8月16日 18時) (
レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - くるみっこさん» 何か通知来てなくて返信できなかったです、ごめんなさい！！ そう言っていただけで嬉しいです！昇天しそう！！ (2020年8月16日 18時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
我妻ライ - いっやああああああああ！？すごい神作品見つけちゃったんですけど!?全然大丈夫全然大丈夫体に気をつけて頑張ってください!救われない話…続き気になるぜ��(ﾟДﾟ)ファイト( ・∇・)g (2020年8月15日 14時) (レス) id: 895c90ff24 (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - いえいえ本当のことですし (2020年7月24日 9時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - くるみっこさん» うわあ！嬉しいです！！！！ありがとうございます！！ (2020年7月22日 19時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水城舞梨亜 | 作成日時：2020年5月27日 21時
