＿弐話 ページ34
ASide
──────
『ん…』
あれ、私は…？
さっきまで、寝ていたせいだろうか。
頭がぽやぽやしていてうまく働かない。
確か、昨日は任務があって…それが、…ｯ！
無惨だ、無惨だったんだ。
煉獄「師範！目が覚めましたか！？」
バッ！
反射的に距離を取った。
今の私では、いつ杏寿郎に襲いかかるかわからない。
煉獄「師範…？大丈夫ですか！？」
多分、心配なんだろう、私のことが。
優しい杏寿郎のことだから。
私はきっと鬼になってしまった。
なぜ今自我を保てているのかは分からない。
だからこそ不安だ。
ふとした瞬間に自我を失えば？
どうなる？
弟子を、殺してしまう。
否、弟子だけじゃない。
杏寿郎だけでなく、色んな人を……
それだけは嫌だ！
杏寿郎「師範、どうしたんですか、師範！」
だから…
殺してもらわなきゃ。
『よく聞いて、杏寿郎。』
私がそう言うと、杏寿郎はバッと居住まいを正す。
杏寿郎の昔からの癖だ。
『分かると思うけど、私は今鬼なの。』
杏寿郎は顔を歪めて聞いてきた。
杏寿郎「何故ですか？何故鬼になってしまったのですか！？」
そんなことは私にもわからない。
『ただ、鬼となる条件が揃ってしまったのよ』
杏寿郎「そんな、…」
杏寿郎が呆然としてる。
正直言えば、私ももう、何も考えたくない。
鬼になっただなんて思いたくないし、鬼になんてなりたくなかった。
でも、そう思うのは後。
人に迷惑をかける前に、人を殺める前に。
『人を殺めてしまえば、それは取り返しがつかない。』
柱であり、今は鬼でもある私は、多分強い。
多くの人を犠牲にする。
だからその前に殺して欲しい。
杏寿郎「師範、師範は人を殺さないですよね…？」
いつも元気な面影がない。
私の言いたいことがわかるんだろう。
『わかるでしょう、杏寿郎。』
躊躇っては行けない。
一瞬の戸惑いが命取りになる。
人を殺めぬ鬼なら生かしてもいい。
共存する未来もまた、素敵かもしれない。
でも私は、そうはなれないだろうから。
『殺して、杏寿郎。』
────────────
少しづつ書いてます( ＾ω＾)
ごめんなさいm(_ _)m
煉獄さんつかめなくて困ってます( ＾ω＾)
終わり
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水城舞梨亜(プロフ) - 我妻ライさん» 神作品！？！？！？！？うっ、HPが瞬で消えましたぁぁぁぁ(´・ω・｀)ｳｯ…←でもう嬉しい 続きそろそろ更新できます！お楽しみに（？） (2020年8月16日 18時) (
レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - くるみっこさん» 何か通知来てなくて返信できなかったです、ごめんなさい！！ そう言っていただけで嬉しいです！昇天しそう！！ (2020年8月16日 18時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
我妻ライ - いっやああああああああ！？すごい神作品見つけちゃったんですけど!?全然大丈夫全然大丈夫体に気をつけて頑張ってください!救われない話…続き気になるぜ��(ﾟДﾟ)ファイト( ・∇・)g (2020年8月15日 14時) (レス) id: 895c90ff24 (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - いえいえ本当のことですし (2020年7月24日 9時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - くるみっこさん» うわあ！嬉しいです！！！！ありがとうございます！！ (2020年7月22日 19時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水城舞梨亜 | 作成日時：2020年5月27日 21時
