＿壱話 ページ4
こんな、こんなでかい鬼がいるなんて──
兎「A、A！」
はっ、
兎「しっかりしろ、大丈夫か？」
『う、うん…』
最終選別に来て、7日目。
これまでとは比べ物にならない程でかい鬼がいた。
「あ、ああ…、な、何で…さ、最終選別には、人を一人二人喰ったやつしかいないはずなのに…」
先程悲鳴を上げていた人がそう零す
そう、明らかにおかしい。
この鬼は、最終選別にしては難易度が高い。
でも…倒すしかない…！
『錆兎、行こう！』
兎「ああ！」
『［雨の呼吸、肆ノ型！冬戯れ雨］！』
兎「［水の呼吸、弐ノ型。水車］！」
二人同時に攻撃をする。
私が鬼の手を斬り、錆兎が鬼の頚付近を斬る。
流石に頚を一撃でできるとは思ってない。
冷静に、一撃づつ、急所を掴む。
『［雨の呼吸、参ノ型。霧雨］！』
広範囲の手を斬るが頚は硬そうに守られていて、斬ることはできなそう。
すると急に鬼が喋りだした。
鬼「ククク、無駄無駄。何をしようと俺に勝つなんてなぁ」
『無駄じゃない。やってできない事はない』
鬼「そうか、そうか。愉快だなぁ」ｸｽｸｽ
兎「なぜ笑う」
鬼「お前たちで9人目」
9人？
兎「何の話をしている」
鬼「俺が喰った鱗滝の弟子の数だよ」ｸｽｸｽ
……は？
鬼「アイツの弟子はみんな、殺してやるって決めてるんだ」ｸｽｸｽ
は？
何を…何を言ってるんだ、こいつは
兎「鱗滝さんの子どもたちが帰ってこなかったのは、兄弟子達が帰ってこなかったのは、お前のせいか」
鬼「ああ、そうだなぁ。どれもこれも鱗滝のせいだがなぁ！」
『は？何言っての？頭に虫湧いてる？巫山戯てんの？』
何なのこいつ
鱗滝さんのせいなわけ無いじゃん
鬼「いいや、鱗滝のせいさ。目印なんだよ、その面が。厄除の面とかいったか？それをつけていたから殺された。全部全部、鱗滝のせいさぁ！」
『巫山、戯るな』
兎「鱗滝さんのせいなわけないだろう」
『そんなものは、ただの押しつけだ！』
兎「［水の呼吸、肆ノ型。打ち潮］！」
『［雨の呼吸、陸ノ型。豪雨］！』
錆兎が手を斬り、私が頚を狙う
正直、勝算なんてものは無い
でも、やるしかない！
『［雨の呼吸、捌ノ型。水滴激雨］』
激しさと、静かさを両立させた、水の呼吸に最も近い技
これで斬れなかったら私には斬れない
渾身の一撃。
その思いを込めて刀を振るった
────パキンｯ
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水城舞梨亜(プロフ) - 我妻ライさん» 神作品！？！？！？！？うっ、HPが瞬で消えましたぁぁぁぁ(´・ω・｀)ｳｯ…←でもう嬉しい 続きそろそろ更新できます！お楽しみに（？） (2020年8月16日 18時) (
レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - くるみっこさん» 何か通知来てなくて返信できなかったです、ごめんなさい！！ そう言っていただけで嬉しいです！昇天しそう！！ (2020年8月16日 18時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
我妻ライ - いっやああああああああ！？すごい神作品見つけちゃったんですけど!?全然大丈夫全然大丈夫体に気をつけて頑張ってください!救われない話…続き気になるぜ��(ﾟДﾟ)ファイト( ・∇・)g (2020年8月15日 14時) (レス) id: 895c90ff24 (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - いえいえ本当のことですし (2020年7月24日 9時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - くるみっこさん» うわあ！嬉しいです！！！！ありがとうございます！！ (2020年7月22日 19時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水城舞梨亜 | 作成日時：2020年5月27日 21時
