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NoSide
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クロロ・ルシフルは困惑した。
自らの実年齢はわからないが、約6歳程度で赤子を発見したからだ。
同様に、パクノダ、フェイタン、ノブナガなど、旅団結成時のメンバーは困惑していた。
この赤子をどうすればいいのか
育てる？俺たちが？無理だろう
じゃあどうするんだ。
放っておけばいいじゃないか
そんな可哀想なことできない
はぁ？
まあなんと言ってもまだ子供である。
口喧嘩など日常茶飯事。
だが何時までも口喧嘩などしていれば日が暮れてしまう。
自分らにそんな余裕はない。
事実、働かざる者食うべからず、である。
ならば、この赤子は放ってくのか？
否、その赤子は俺達と同じ捨て子だろう。
放ってなど置けるものか。
さすれば育てよう。
育て方など知ないが問題ない。
重要なのは愛情なのだ。
そうだ、ならば死なぬよう鍛えよう。
俺らの愛しい赤子だ。
死なれては困る。
たった一瞬のうちに、小さな赤子に心を奪われた。
それほどまでに、きれいで、儚くて、それがその赤子だと、認識せざる得なかった。
彼らはその赤子を育てた。
彼らはまだ念を知らなかった。
それでも、念がなくとも彼らは強かった。
────何故か？
ここが流星街だから。
強くなくちゃ生きられない。
強くなくちゃ活きられない。
強くなくちゃ──────
生きても活きても、搾取される側だ。
そうならないよう、育てるのだ。
その赤子はAと名付けられた。
クロロが考え、他が賛成した。
Aは“真似”が得意だった。
現在五歳、二、三歳頃から鍛錬を始めたが既に彼ら、クロロ等と同等の力を持つ。
本人はわかっていない。自分が強いと思っていない。
ただ、彼らに追いついたことを嬉しく思い、彼らと一緒に生きていく将来を楽しみにしていた。
だけど、この世に生きてる限り、当たり前に物事はうまくいかない。
どこかでヒビができ、放っておけばそれは、パリンッ！と軽く割れる。
それは、この世に生きている限り当たり前で残酷なこと。
真実とも事実とも言えず、ただただあるのみの現実。
夢か現かどちらともつかず、けれど残酷に流れ行く時と同じように。
此の世は無情で残酷で、そして何時もスバラシイ。
続く (更新停止中)
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みな - 絵が上手くて文の書き方もドンピシャでした！！夢主ちゃんかわえぇ、、おもしろい作品なのでぜひ更新まってます！！頑張ってください！！ (2021年1月17日 9時) (
レス) id: 9fb6248cbb (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - 蘭水月さん» ありがとうございます！コメントして下さり嬉しいです！頑張りますね！ (2020年10月29日 18時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
蘭水月 - 続きが楽しみです！更新無理のないようにお願いします！！ (2020年10月29日 14時) (レス) id: 31c4b59fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水城舞梨亜 | 作成日時：2020年9月26日 19時
