自分を恐れる少女がみんなに愛される話

継子 ページ20

あの日から私は義勇さんに稽古をつけてもらっている。


今までの柱稽古はみんなの攻撃を避けるという修行だった。


そのおかげで私は今まで鬼の攻撃を一撃も受けた事がない。理由は私が医療兵だったから。


仲間を治療する者が怪我をおっては全滅してしまう。私の場合すぐに治ってしまうのだが。


まあこれは表面上の理由でしかない。


本当の理由は私の高い再生力を見られないため。鬼舞辻から私を隠すためでもあった。


義「律、、、お前の呼吸は俺たちの呼吸とは違うから呼吸については教えられない。剣術に関してはもう特に教える事もないからしばらく岩柱にお前を預けようと思う。」


そう言われて岩柱の元へ来たのだが修行内容が滝にうたれる、丸太3本を担ぐ、岩を一町先まで動かす…


どれもかなりぶっ飛んだものだった。


しかもこれを昼間にやる修行
私の呼吸は夜に力を発揮するものなのに…


でもそうだ義勇さんが言っていた…


私の呼吸は誰にも教えてもらえない


もしかしてこの修行に呼吸は関係ないのだろうか…


岩柱の悲鳴嶼さんも言っていた。


重要なのは足腰、体を安定させること。


だが何日経っても結局岩が動くことはなかった。


修行が行き詰まってしまい苦しんでいる頃私宛に任務の依頼が来た。

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