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姿を気にせず ページ22

「中原幹部!」




私が走ってはいると




しっと人差し指をたてて




私に静かにするよう促すボス






「ここは医務室だよ、紫乃くん」




私はあ、と気づき




「ご、ごめんなさい」




と謝った





するとふふ、とまたボスは笑う





「愛しの奥さんだよ


中也くん」






手招きされカーテンの向こう側に行くと





中原幹部がいた






「中原幹部、、、、!」




「おう、紫乃



帰るのが遅くなったな」





中原幹部は上半身に



包帯をまいている





「その傷、、、」





「あぁ、大したことはねぇ



ちょっと相手にやられただけだ」





私はほっとして座り込んでしまった






「紫乃、、、?」




「、、、良かった


無事で」





私は縋るように




中原幹部の腰に抱きついた






ボスは静かに席を立ち





2人だけにしてくれた







「、、、紫乃」





名前を呼ばれて顔を上げると






ふわっと体が宙に浮く





「っ!?な、中原幹部!!?」





それは中原幹部の異能により




私の体は宙に浮く





そして






中原幹部の膝の上に私の体は




移動した






バランスを崩しかけると






逞しい腕が私を支える






すると




必然的に私の体は




中原幹部と密着する







ち、ちかい、、、







けれど私は





その温もりに安堵して





眠ってしまった








「紫乃、、、?」






中也は紫乃を呼ぶが紫乃は寝息を立てている







それを見た中也は






紫乃の頬を撫でた





「心配かけたな、、、」






目元には少し涙のあとがある






中也は紫乃の唇に




そっと自分の唇を重ねた







「愛してるよ








紫乃








ずっと前から」

首を長くして→←紅茶の甘さ



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あまね(プロフ) - かんけつ (11月6日 13時) (レス) @page28 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
Mela(プロフ) - keyさん» ありがとうございます! (2021年10月3日 23時) (レス) id: 60b96a4b29 (このIDを非表示/違反報告)
key - いつも楽しませてもらってます。 (2021年8月10日 10時) (レス) id: 007fbd0124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mela | 作成日時:2019年10月13日 21時

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