狗巻棘くんは私と結婚する運命 弐【呪術廻戦】

漆拾話 護るべきもの ページ38

大変お待たせしてごめんなさい！！！

只今、受験が佳境に入ってきています、、、



更新が大幅に遅れますが気長に待っていただけるとありがたいです！！


同じく受験生の方


一緒に頑張りましょう！！



それでは本編へGO！

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ＮＯ side




棘はゆっくりと目を開けた







壁にかかる時計は2時を指している








棘はまだ一睡も出来ていない






隣を見ると






小さな寝息をたてて浅葱が眠っている








体を棘の方に向けて棘の方に手を投げ出して寝ている







棘は軽く微笑んで







起き上がり、浅葱が着崩した浴衣を整える







そして布団を優しくかける









浅葱の頬に手を伸ばして触れる







柔らかい絹のような肌を撫ぜる









その瞬間、昼間の楪が顔に浮かぶ









「浅葱ちゃん、奪ってもいい？」









あれはどういう意味だったのか








冗談だよ、と笑っていたが








目は笑っていなかった








1度緩んだ棘の表情は






また険しいものに変わる







棘は自分の布団に戻り








縁側の方へ体を向け







浅葱に背中を向ける形で襖を見つめた







今晩は月が明るく






影が濃い









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「、、、げくん」





誰が呼んでいるんだろう








すごく大切にしたい人だった気がする









「棘くん！！」







その声に弾かれたように






靄のかかった視界が晴れた









「棘くん、助けて、、、」








靄が開けた先には浅葱







そして浅葱を掴む謎の男、、、









夏油









「巫女は頂く」





そう言い残して男は去った









いくら追いかけても俺の声は届かないー、、、









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「と、、、く」








「とげく、、、」








だれ、、、









「棘くん！！」









ハッと目を開けると目の前には浅葱









「大丈夫？すごい汗、、、」







纏う浴衣は湿っぽくなっている






「しゃ、け、、、」






「本当に大丈夫？




ちょっと待ってて、お水もらってくる」







浅葱が行くのを反射的に止める







「と、げくん？」






俺が腕を掴んだことで浅葱は驚いている








「たかな、、、こんぶ」
(お願い、、、そばにいて)




このまま行かせたら



楪に奪われてしまう気がした

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