伍拾漆話 逃 ページ25
「今のは伝書鳥か」
「そんなものです」
加茂さんの問いに軽く答える
とりあえず今の状況を回避しなければ
「狗巻、お前の呪言で相手を止めてくれ
その間に攻撃を仕掛ける」
「しゃけ」
頷いた棘くんの額には汗が伝っている
異論したかった
棘くんをあまり危険に晒したくなかったから
でも
私たちには
もうそれ以外乗り切る方法がないんだ
私はそう腹を括った
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
私達は建物の回廊を走っていた
「くるぞ！！」
加茂さんの声に私は振り返る
そのまま呪霊に対峙する
その禍々しさ、、、いや
禍々しさを超えた気配に圧倒される
「白虎！」
印を結ぶのはできるだけ短時間で
でなきゃ攻撃される
棘くんの呪言によって固まった呪霊は
私たちの攻撃を避けられない
けれど
「っあまりダメージになってない、、、！」
何度繰り返したらいいのか
もう10回以上続けたのに
そこで視界が開けた屋根にくる
「いいか、狗巻先輩が止めてくれる
ビビらずいけ！」
伏黒くんの言葉に合わせて
私も白虎を送り出す
「っ」
後ろで詰まったようなうめき声に振り返る
「棘、、、くん？」
ザシュッ
大きな音に前を向くと
鵺と白虎が刺されていた
「っ白虎！！」
大丈夫、どうにか消えてない
私は急いで印を解除した
ふわっと式神が消えて私の元に帰ってきた
良かった、壊されてはない
だけど
私の持つなかで最強の式神が効かない
、、、そして棘くんももう持たない
「っ、、、どうすれば、、、」
止めようとした加茂さんは呪霊に大きな蹴りを入れられる
「「加茂さん！！」」
私と伏黒くんの声が響いた
加茂さんの安否は分からない
ただただ呪霊は私たちを凝視している
「っ」
足が1歩下がった
こんなにも情けない自分が悔しい
「っ、、、私が」
先輩として私が伏黒くんを守らなきゃ
そう思った時
肩に大きな手が置かれた
「っ、、、棘、くん、、、」
「高菜」
棘くんは1歩ずつ前へ進む
口からは鮮血を流している
「棘くん！行っちゃだめ！」
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わっぱみがき#上弦の弐#万世極楽教#絶賛教祖中 - ｳｪｯ待ってました呪われるの…まじ乙骨くんみたいなかんじの作品探してたけどやっぱりみつかんなくて、、、神杉です、、 (11月7日 9時) (
レス) @page9 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
里菜 - 合格おめでとうございます！ (2022年1月25日 13時) (レス) @page41 id: 49b3a0b82b (このIDを非表示/違反報告)
Mela(プロフ) - シーエル目つぶしさん» ありがとうございます(T＿T)やっと一安心出来ます！！映画見に行きたいですよね！！めっちゃ気になるっ！！更新頑張ります！！ (2022年1月3日 18時) (レス) id: 60b96a4b29 (このIDを非表示/違反報告)
シーエル目つぶし(プロフ) - 合格おめでとうございます！！！！！勉強もお疲れ様です！！(っ´∀`)っ🍵呪術廻戦0まだ見に行けてなくって！！！！早く行きたいですよね！！！！今年もよろしくお願いします！！更新無理せず頑張ってください💪('ω'💪) (2022年1月3日 0時) (レス) @page41 id: b91e4bc22a (このIDを非表示/違反報告)
Mela(プロフ) - いちごミルクさん» 嬉しいお言葉！！棘くんの言葉遣いを研究してこんな感じになりました！前世棘くんだったら嬉しいです笑そう言っていただけるとめっちゃ嬉しいです！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: 60b96a4b29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mela | 作成日時：2021年6月27日 0時
