貧乏会社の一人娘は天祥院英智の元へお嫁に行きました〜after story〜【あんスタ】

そろそろ聞こえるそうです ページ10

「おーい」




何気なくお腹に声をかける







そう






そろそろ聞こえるそうです






今では1人で歌ったり






本を読むのが日課になった








恐らく何も知らない人からみたら







不思議な光景だろう









「百星！！」









そんな所に





お腹の子のお父さんが帰ってきた









英智くんは海外ロケで







約2週間カナダに行っていた









「おかえりなさい」







帰るとすぐさま私の頬に軽くキスする








「調子はどうだい？」







「平気です





そろそろ外の音も聞こえるみたいで」








私はお腹を見つめていった








すると英智くんは目を輝かせた







「声が聞こえるのかい！？





よし、早速話しかけてみよう」








英智くんはお腹に手を当てる








「僕の愛しの天使ー





お父さん帰りましたよー」








んん、、、







これはこれで不思議な光景だ






「あ、今蹴った」





英智くんはぱあっと顔を上げる








「お父さんって分かってくれてるのかな？」







「どうでしょう」






私もふふ、と笑って返す






これでもしも、、、








「あっちいけ」


とかの意味で蹴ってたら笑うなぁ






そんなことないか







きゃいきゃいはしゃぐ


愛しの旦那様をみつめて




微笑んだ

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