story_36 ページ37
ﾊﾞﾀﾝｯ
ふたりの間に流れるとても静かな空間。
リビングまでなんとか辿り着いて
「ごめんね、？痛かったよね。」
そっと彼女の腕を離した。
『…っ、信じらんない、、！』
そこには目を真っ赤に染めて俺を睨みつける彼女がいた。
「ごめん。本当にごめん。店から無理やりAを連れ出したとこまでは衝動的なものだった。途中で悪いことしてるって気づいたんだけど、、離したら、もう一生俺と会ってくれないでしょ？」
『…っ、、』
「A、まず…さ、なかなか連絡できなくてごめんなさい。あの、でも、あのね？毎日、ずっとAのこと考えてた。」
『、それ何人の女の子に言ってきたの？(笑)』
彼女は冷ややかな、でもどこか悲しそうな目をして俯き、そう言った。
「嘘つくつもりはない。Aが初めてだよ。俺、ずっと恋できなかったんだ。多分、この仕事にすごくプレッシャーを感じてたし毎日が戦いだったから…でもAと出会って好きだってわかって…気がついたら毎日コンビニ通ってた。Aがいなくなってからもずっと。」
『…そう、なの…？』
「うん…」
『ごめん。辞めたんだ。必要なくなったから。』
「必要なくなったって何が？」
『お金…』
「お金？」
『うん…そう。』
「俺さ、Aが消えた理由に俺が関わってるんじゃないかなってずっと心配だった。」
『え…』
「そうだよ？」
『……祐基ってさ、よく自分にも人にもそんなに素直でいられるよね。』
「どういうこと？」
『…、ごめん…祐基。
私、もう辛くなりたくないの。だから…』
そう言って両手で顔を覆ってしまった彼女。
俺は優しく彼女を抱きしめて
こう言った。
「男ってさ…弱ってる子に弱いの。
隣で泣いてる女の子放っとく訳にはいかないよ。」
今はこれが精一杯かな。
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かいら(プロフ) - はーーーーーい 楽しみに待ってますっ (2018年5月9日 22時) (
レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - かいらさん» そんなことおっしゃって頂けて本当に嬉しいです…！！！外出中でしたが思いっきりニヤけてしまいました(汗)頑張って更新致しますので気長に待っていて頂けると嬉しいです(*^^*) (2018年5月9日 22時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
かいら(プロフ) - リョウガーーーー大好き！すごい面白かったです！更新待ってます！ (2018年5月8日 16時) (レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - ネオンガールさん» 大丈夫ですよ◎ (2017年11月16日 23時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - いのりさん» それなです笑お疲れ様です〜(^^)/あの、いのりさん、ボード行ってもいいですか？ (2017年11月16日 21時) (レス) id: 83838dd1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いのり | 作成日時：2017年11月12日 12時
