story_26(your side) ページ27
それから一年くらい後のある休日のお昼、母親からある一本の電話があった。
母「大事な話がある。今日、帰って来れる？」
稜雅との同棲の話を懇願したのは私だから、親のすねをかじることには少し抵抗があって別れてからもなかなか家に帰ることができなかった。
一年半ぶりくらいに家へ帰る。
家へ帰ると母親が見ず知らずの子供を我が子のように抱き抱えて出てきた。
『…っど、どうしたの？その子…』
母「おかえりなさい。久しぶりね！入って。」
母は私の質問には答えず、家の中に誘導した。
食卓に母と向かい合わせで座る。
母「この子、今日から家の子だから。」
『へ？(笑)』
母親の子供ではないことは確かだと思う。
父は私が高校2年生の頃に他界してるし、もういい歳の母親が子作りって……ないない(笑)
『その子、どうしたの？』
すると母は重たい口を開いた。
母「鈴音がね、、今朝家に預けて行ったのよ。」
鈴音というのは私のひとつ上の血が繋がらない姉のこと。
『お姉ちゃんが？え、お姉ちゃん結婚したの？』
母は首をゆっくりと横に振る。
『じゃあ…今の彼との子？』
これもまた、母は首をゆっくりと横に振った。
『……遊びのつもりができちゃったってこと？』
母は多分ねと首を縦に振った。
『はぁっ…たく。で？お姉ちゃんは？』
母「そのことなんだけどね…」
母は一息置いてから口を開いた。
母「この子預けたままどっか行っちゃったのよ。」
『は？え？なに、どういうこと？』
母の言っている意味がわからず、聞き返した。
母「預けていったっていうのは、私が朝目覚めたら置き手紙と一緒にこの子が隣で眠ってたっていうか…」
『え…よくわからない…ていうかお母さんもお母さんじゃない？なんでそれが許せるの？悪いのはお姉ちゃんだけどそれじゃ命を大切にしないお姉ちゃんの言いなりになってるだけじゃない。』
母「それもそうなんだけど、、電話しても繋がらないのよ。」
私は怒りに任せてスマホを手に取り、姉に電話をかけた。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…
"この番号は現在使われておりません。"
『なんで出ないの…
…手紙にはなんて？』
母「この子の名前と預けますってことだけ…」
ここから私の最悪な人生がスタートした。
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かいら(プロフ) - はーーーーーい 楽しみに待ってますっ (2018年5月9日 22時) (
レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - かいらさん» そんなことおっしゃって頂けて本当に嬉しいです…！！！外出中でしたが思いっきりニヤけてしまいました(汗)頑張って更新致しますので気長に待っていて頂けると嬉しいです(*^^*) (2018年5月9日 22時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
かいら(プロフ) - リョウガーーーー大好き！すごい面白かったです！更新待ってます！ (2018年5月8日 16時) (レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - ネオンガールさん» 大丈夫ですよ◎ (2017年11月16日 23時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - いのりさん» それなです笑お疲れ様です〜(^^)/あの、いのりさん、ボード行ってもいいですか？ (2017年11月16日 21時) (レス) id: 83838dd1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いのり | 作成日時：2017年11月12日 12時
