story_24(your side) ページ25
それからというもの、今まで経験したことがなかった"恋"というものを稜雅に教えてもらった。
私に宣戦布告のようなものをした稜雅はあれから私を赤面させるような言動を繰り返した。
それから、(稜雅曰く)鈍感な私にもしっかりと想いが伝わるように、
毎日「好き」を伝えられた。
そのひとつひとつの"好き"が真っ直ぐでしっかりと私の心に投げかけてくれた。
明日香や柊生の前でもさりげなく手を繋いだり車道側を歩いてくれたり口についたクリームを取ってくれたり。
手を繋がれた時、私は恥ずかしくて手を離そうとするけどその度に繋がれた手は力が強まるばかり。
まるで離さないとでも言うように。
明日香に「あんたたち、最近なんなの?もしかして付き合ってんの?」
って言われた時、私はすかさず否定しようとしたけど
稜「付き合ってねぇよ(笑)
Aの気持ち、ちゃんと聞けてねぇからな。」
私の顔を覗き込みながらそう言われた。
頬が赤く染まる私を見て柊生はひやかし、明日香は「まぁ稜雅ならそこら辺の変な男にA渡すよりまし。」なんて言ってて。
稜「ましってなんだよ!(笑)」
なんて私の手を引き自分の体に引き寄せて言う。
それを見た柊生は
柊「稜雅もやっと素直になったよなー!
A知らなかっただろ?こいつ高1の頃からずっとだぜ?んでさ!まだ時期じゃないとか言って全然告白しないの!ただ出来ないだけなのにさ(笑)俺はずっと稜雅のへなちょこメンタルのせいで相談に付き合わされてた訳!」
『そ、そうなんだ…。』
初めて聞く話だった。
稜雅は稜雅なりに悩んで、考えて、気持ち伝えてくれてたんだ…
『稜雅、、ありがとう。』
稜「え?」
『稜雅。
……私、大切なこと、いいかげんにしてた。稜雅が想いを伝え続けてくれて私の中の何かが変わって大きく動いてた。稜雅、やっとわかったよ。
好きです。
私と…「俺と付き合ってください。」
『い、いいの…?』
稜「どんだけ待たせんだよ。」
そのまま私は稜雅の腕の中へ。
力強く抱きしめられた。
明 柊「「まったく(笑)」」
そこから私達の交際はスタートした。
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かいら(プロフ) - はーーーーーい 楽しみに待ってますっ (2018年5月9日 22時) (レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - かいらさん» そんなことおっしゃって頂けて本当に嬉しいです…!!!外出中でしたが思いっきりニヤけてしまいました(汗)頑張って更新致しますので気長に待っていて頂けると嬉しいです(*^^*) (2018年5月9日 22時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
かいら(プロフ) - リョウガーーーー大好き!すごい面白かったです!更新待ってます! (2018年5月8日 16時) (レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - ネオンガールさん» 大丈夫ですよ◎ (2017年11月16日 23時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - いのりさん» それなです笑お疲れ様です〜(^^)/あの、いのりさん、ボード行ってもいいですか? (2017年11月16日 21時) (レス) id: 83838dd1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いのり | 作成日時:2017年11月12日 12時