だからもう、会えないやⅡ 【紫】 (ページ4)

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《遡ること半月前》

俺の仕事が久しぶりにオフでおとまりできるってなった時に。

「ねえ、Aってさ、なんかAって感じだよね」

『じゃあ、辰哉くんはたぁくんって感じ。』

「え？」

『やだ？たぁくんって』

「ううん。むしろ好き。」

『ふふっ笑私も好き』

ﾁｭｯ

ってな感じで甘々な時間があったんですよ！笑

そこで、
たぁくん、Aって呼び合うようになったの。

まあ、そのあとがね、ちょっとびっくりしたんだけども。

『ねーえ、たぁくん？』

「なぁに、A～？」

『熱中症ってゆっくり言ってみて笑』

「ねっ、ちゅぅし、ょー」

『はい、ちゅー』

ﾁｭｯ

「え、は？」

『だって今たぁくん、ちゅーしよ？って言ったでしょ？』

「ねえ、A。」

『なに。え、なに辰哉くん、怒ってる？』

「うん。」

『え、私が急にキスしたから怒ってんの？？』

「違う。いや、違くないけど」

『え、なになに』

「Aがかわいすぎる事するから怒ってる」

『え？』

「俺、Aからちゅーなんてされたら我慢出来ないよ？」

『やだ。だめ。我慢して』

「むりむり」

『いや、私がむりむり』

「なんでよ」

『だって、まだ女の子の日だし』

「は、」

『だから、むりでーす笑』

「えー、こんなかわいい事されてお預けなの？俺」

うん、ごめんねってかわいく謝られちゃったからしょうが無く許したけど

あれは結構衝撃的だった。
Aからキスしてくんのなんて初めてだから

付き合いたてはもーーっとうぶだったのに笑

俺があんなんにしちまったのか、、

まあ、それはそれでいいんだけど笑