だからもう、会えないやⅡ 【紫】 (ページ3)

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辰哉side

「もっしもーし。A～？」

『もしもーし。辰哉くん～？』

「はぁい～」

『やっほ～』

このゆるゆるな感じが俺らっぽい

この時間が、この声が1番の癒し。

「やっほ」

『辰哉くん、今日もお疲れさまです』

「Aもおつかれ。」

『いやー、私はなんもしてないよ～笑』
『辰哉くんは毎日稽古でしょ？』

つらくない？なんていつも俺のことばっかり心配してくれる。

たまには自分の精神状態を心配したらどうだなんて思うけど笑

「疲れるけどね、俺がやりたくてやらせて頂いてるお仕事だから。頑張れる」

『ふふっ笑たぁくんのそゆとこ好き』

はい。来ました
Aちゃんお得意の不意打ち。

俺は心臓何個あっても無理だと思う笑

「俺もAの優しいとこ好き笑」

『ねーえ！恥ずかしい…』

「Aから言い出したんじゃん！笑」

『だって、辰哉くんと電話すると』

「なに？俺が悪い？」

『会いたくなっちゃうから辰哉くんが悪い！』

「えー、それ俺悪くない～笑」

『やっぱ会いたくない』

「あ、それは俺が悪いですね」

『はい、そうですね～笑』

「ふはっ笑」

あ、なんでね、こんなに
たぁくん、Aって呼びあってるかと言いますと、、