だからもう、会えないやⅡ 【紫】 (ページ14)

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辰哉side

朝の日差しがカーテンの隙間から入ってきて
隣を見たら

かわいい寝顔
俺とお揃いのネックレス

手を繋いで寝たのか、
繋がってる手にはお揃いの指輪。

布団の隙間から見える俺の印がついたAの身体。

かわいすぎる彼女と最高の半年記念日を迎えられました。

『んん～、たぁくん？』

「お、A起きた？」

『いまなんじぃ？』

「6時」

『たぁくんそろそろ起きなきゃじゃん』

「うん。俺は起きるよ」

『じゃあAも起きる』

最近一緒にいてわかったこと。
それはAは寝起きに自分のことをAと呼ぶこと。

かわいすぎることに気がついてしまいましたとさ

『たぁくん！！！』

「なあに、どしたの」

『ここ、照くんの部屋じゃん！』

「あ、、大丈夫だべ、照のベッドはなんもしてないし」

『まあ、そうかもだけどさ、、』

「はいはい。ちゃんとお掃除して換気しますよ」

『うん。そうしましょ』

ちゃんと第1ラウンドだけにしたし、
そんなに激しくしてないから
みんなにはバレてないだろ。

『はい！キレイになった～』

「ありがとな、A。」

『うん。辰哉くん、今日も頑張ってね』

「うん。そろそろ照来るだろ」

『じゃあ私、ゆりのとこ戻るね？』

「ごめんな、同じ部屋じゃなくって」

『お仕事なんだから、当たり前。こんな事出来るの奇跡だからね？笑』

「はいはい。じゃあ、頑張るから」

『うん。頑張って』

「ばいばい」

『ばいばい』

ﾁｭｯ

はい。今日の歌舞伎も頑張れること決定ですね。