だからもう、会えないやⅡ 【紫】 (ページ13)

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#057 ページ13

『え、辰哉くん泣いてる？笑』

「だって、嬉しすぎるでしょ」

『実は、まだ終わりじゃないんですよ』

「え？」

目、つぶってって言ったら
唇突き出してる辰哉くん。

『ねえ、チューする訳じゃないから笑』

「えー」

拗ねてる辰哉くんの右手を取って
薬指に丁寧に指輪をはめれば
ぴったりサイズが合ってたぽい。

『いいよ、あけて。』

「んも～好き」

『ふふっ笑』

「お揃い？」

『うん。お揃いです』

「彼氏より彼氏みたいな事しないでよ」

『ごめんごめん笑』

「まあ、俺からもあるんですけどね」

『え？、』

いつ渡せるかわかんないけど用意してたんだよねって渡されたのはネックレス。

『これさ、、』

「そう。Aが前に欲しいって言ってたやつ」

『たぁくん、好き』

「ははっ笑かあいい」

辰哉くんがつけてるネックレスのブランドの
レディースのネックレス。

辰哉くんとのお揃いを増やしたくて
さりげなく欲しいアピールしてたんだ笑

「A俺さ、これからもAのこと離す気ないから。」

『急だね笑』

「本気でいってんの。」

『うん。私も辰哉くんと離れる気はないよ』

「よかった。」

『だいすき。』

「俺は愛してる」

辰哉くんとお互いの気持ちを確かめあえたけど

押し寄せてくる不安。

私が未成年だってバレたら
辰哉くんは離れていっちゃうのかな、、