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有馬「本当によかったのかい?話さなくて。」
椎無「すごいね、よく分かってる。」
有馬「まあね。
先代からの書物にも君のことはたくさん書いてあってね。
まあほとんどが『陰陽師』としての物だけど。」
私の本当の姿を知っている人は限られる。
たとえそれが十二天将だとしても、知らない人の方が多いはず。
有馬「いきたくなかったんだろう?
事前の話し合いの時もずっと駄々をこねてた。」
椎無「うるさいなあ。
私はもう行くって決めたの。
外に出るのさえ久しぶりなんだから、3年間、楽しむって決めたの!」
有馬「それは良かった。
君にとっては3年間なんて短い時間だろうけど、気分転換とでも思ってくれればいい。」
椎無「あんたらがあいつを殺さなければね。」
有馬が行けっていうのなら何か意味があるはずだし。
有馬「ねえ椎無。
みんなこっち見てるよー。
編入すること自体珍しいんだよー。」
椎無「」
おい有馬。
もっと早く言わんかい。
椎無「注目されるのは初めてじゃないから別に何ともないわ。
むしろ憎しみの目で見られるよりずっとマシ。」
有馬「まあそういうならいいけど。
じゃあ3年間楽しんでねー☆」
…誰が楽しめるかっ!
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作者名:Inori | 作成日時:2024年1月28日 21時