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有馬「じゃあ椎無ちゃんはまず校長室に行こうねー」

…というわけでやってきました青陽院。

何年ぶりだろう

前に来た時よりもだいぶ新しくなってる。

時代の進化ってすごいね…

新「はじめまして、しいにゃん。

有馬たんから話は全て聞いているよ。」

…しいにゃん??

椎無「ってちょっとまってよ有馬!

話は全て聞いているってどういうこと?

全部話したの⁉」

有馬「ああうん、全部話しちゃった☆」

☆じゃないんだよ変態が

新「君の出生から禍野での任務、術式、家柄のことだね。

香河家(かごけ)についても。」

椎無「っ!!」

椎無「有馬ぁ…お前…」

有馬「そういうわけだから、新にもしっかりと話してほしい。

特異点のことも頼んだよ。」

椎無「…わかった。

聞いてるかもだけど、私は15の時、禍野に行った。

任務は階層の調査。
 
その時、私はさk____!!」

ズン‼

椎無「ぁ…っぐぅ…ぅ…!」

有馬「またか…。

日に日にあの男の支配が強くなっていっている。

椎無、最後に禍野に行ったのはいつ?」

椎無「一週間前よ…

最近は名前を口にするだけでもこうなってしまう…

この椎無って名前だって、そんなに好きじゃない。」

塩坂越椎無__この名前は本名じゃない。

あいつがあの時、勝手につけた名前。

でもだからって本名を名乗れるほどのニンゲンじゃなくなったから、仕方ないけどこの名前で通してある。

新「踏み込まれたくないゾーンに入ってしまったならばすまなかった。

本題に入ろう。

A、君は1組に編入ということになっているけれど、いいのかい?」

椎無「別に。

有馬と話し合って決めたんだから。なんかあったら有馬がやってくれるでしょ。

第一、こんな穢れたやつの話をして何がいいんだか。」

新「そういうのなら、問題はなさそうだ。

A、時間をかけさせてすまなかった。

何かあったらまた来てくれ。」

椎無「りょーかいです。

よし、有馬、早くいくよ!」

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作者名:Inori | 作成日時:2024年1月28日 21時

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