ディア・シンデレラ (短編)

Last school love..４ ページ4

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A「…ッ！！」



さっきまで気にしていたけど、
やっぱりAの事が心配で

所構わず、抱き締めてしまった。





いくつかの悲鳴のような女子の声に、

冷やかす男子の声が聞こえる。




A「勝利、くん…っ、」

勝利「何泣いてんだよ。せっかくの可愛い顔が台無しだぞ？」

A「かわいく、ない、っ…ッ」



強がってまた腕で涙を拭うその姿、
俺の心臓の鼓動を早めた。




勝利「可愛いから。もう俺が心配だよ…」

A「私には勝利くんだけ、だもん…/」



すると、
やっと俺の腰に手をまわしてくれた。



それを合図に
右手で髪の毛を梳かす。



勝利「好きだよ、A。」



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パシャ_____




カメラのシャッター音が教室に響いた。





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