-7話- ページ8
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翌日。
医「ころんさん、少しよろしいですか?」
こ「?はい」
医「ころんさんにお伝えしなければならない事があります」
僕に伝える事?なんだろう。
医「実は、ころんさんに病気がみつかりました」
こ「病気、、?」
医「はい、“吐血病”とよばれるものです」
こ「あの、吐血病ってなんですか?」
医者「その名の通り、吐血してしまう病気です。主に、辛い事、悲しい事があった時です」
辛い事、悲しい事、か。
そんなの、毎日じゃん(笑)
医「治療方はみつかっていません。ですので、ころんさんには通院していただく必要があります」
こ「そうですか…。わかりました」
医「ストレスなどを溜め込みすぎると悪化してしまうので、気をつけて下さいね」
こ「……ありがとう、ございました」
僕は自分が嫌いだ。
アザだらけの、弱くて醜い身体。
泣き虫な所。
自分の声。
全部大嫌い。
こんな僕を信じてくれてる莉犬くんは
凄く、優しい子。
……だめだ。こんな事ばっかり考えてちゃだめ。
吐血病……、皆には、絶対にばれないようにしないと。
でも、思い出しちゃう。
もういっそのこと、ストレス溜めてもいいよね。
ためないなんて、無理だから。
いつも通りに、過ごすだけ。
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いのぴすりー(プロフ) - 学校祭も更新も頑張りまーす (2022年9月8日 17時) (レス) id: c99bd7a75c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いのぴすりー | 作者ホームページ:ないに決まってるよ?
作成日時:2022年8月16日 17時