. ページ7
.
目が覚めると、外はもう暗かった。
そして上を見ると俯いて眠るやまだ。
首痛くなっちゃう、でも可愛いから起こしてあげない、
なんてね。
ぷにっと頬をつつくと顔を歪ませて、起きない。
やまだもやっぱり疲れてたんだね。それなのにおればっかり電車で寝ちゃって。
でも今日だけは、やまだの優しさに甘えてもいい、よね？
もうそろそろご飯の時間じゃないのかと少しだけ、ほんの少しだけ焦っているとマジできた旅館の人。
「やまだ起きろ！ごはん！」
「んえ？！」
俺が急に大声出したからか、驚いてぱっと目が覚めた。可愛かったな、今の。
「おいしかったねぇ、」
高校生が食べていいものかと不安になるぐらい高級なごはんがきた。
でも今日はご褒美兼夏休みの思い出だから、ここは素直に楽しもう。
「すっげえ美味かった。こんなのはじめて。」
「おれも、初めてのものばっかだった。
また、食べてみたいな。」
「朝も、一応あるけど…
またこようよ、ふたりで。そしたら食べられるでしょ？」
「ふふ、そうだね。」
「風呂…はいる？」
美味しさの余韻に浸っていると、急にやまだが 言ってきた。
風呂、か。やっぱり緊張しちゃうけど、
「うん、入ろっ」
ここは緊張してませんよってところをアピールしとこうかな、なんて。意味ないけど。
どきどき、やばい。
どんどんどんどん脱いでいくやまだを横目に俺は手が動かなかった。
やまだの体を見たことは何回もあるし、俺も何回も見せたこと、ある。
一応一線は超えてるからね。恥ずかしいけど。
「伊野尾ちゃん、脱がないの？」
「あ、あぁ、脱ぐよ？」
「まさか、緊張してんの！」
「してねえわばーか！」
思わず悪態ついちゃったけど、緊張しまくってるよ。
だって、上半身裸でぱんつしか履いてないやまだ、筋肉すごいしかっこよすきだもん、。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 319人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なすも(プロフ) - きゅうり｡さん» いえ！ほんとですか(T_T)沢山書いていこうと思うので今後ともよろしくお願いします＾＾ (2019年8月7日 23時) (
レス) id: 457ac5cab4 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり｡(プロフ) - 移行おめでとうございます。伊野尾ちゃん受けは私の大好物なので書き続けてくださって嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月4日 10時) (レス) id: 9dc82746ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なすも | 作成日時：2019年8月4日 9時
