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………… 15年前




『りょーちゃ!』

『あ!けいちゃん!一緒にかえろ!』




当時小学三年生だった俺達は毎日一緒に帰ってた。


そういえば呼び方も変わったし、身長も俺の方が高かったなぁ。




……… 今は余裕で負けてるけど。




放課後はどっちかの家で2人で遊ぶのが定番になってて、

お互いの親は共働きだったから、絶対ふたりっきりで、




その日も、おれと伊野尾ちゃんだけだった。




『りょーちゃ、知ってる?』

『何が〜?』

『え っち、って、すっごくきもちいいんだって、!』




正直、何言ってるのけいちゃん、って思った。



だって、え っちっておとなのひとがすることなのに、




なんで、けいちゃんがそんなこと知ってるの?




『あ、あのね、したとかそういうのじゃなくて、』

『、なぁに、?』

『昨日、ママがベッドの上でパパとだっこしててね、それで、パパがこしふったら「気持ちい、」ってママが言っててね、』


それで、パパがママのおっ ぱ いなめてて、




それで、それでね ……、




必死に話すけいちゃんが可愛くて仕方なくて、




気がつけば、ベッドにけいちゃんを押し倒してた。




『こうやって?』

『んやぁ、りょーちゃぁ、っ』




服をまくりあげて、小さな胸の突 起に口付けた。


なめたり、ちょっと吸ったりしたらけいちゃんの甘い声が聞こえて、




もう止まらなかった。






『し、したはだめぇ、』

『なんで、?』

『だって、ほんとに好きな子としかしちゃいけないんだもん、』




今思えば、なんでそんなこと知ってるんだってなるけど、


当時の俺は涙をこぼすけいちゃんに無性に申し訳なく思って……




だってそうでしょ、




けいちゃんの了承も得ずに、無理やりしたんだから。




『けいちゃん、好きな子いるの…?』

『いないよ、』

『りょうすけのこと、すき、?』

『すき、だけど ……』




少なくとも、俺は好きだったよ、



その瞬間から。




『…… じゃあ、やくそくしよ、?』

『え、?』

『大人になったら、けいちゃんはりょうすけのことすきになってるよ。

もし、ほんとにりょうすけのこと好きだったら …』
















「ふふ、やまちゃん回想でもしてるの?」

「へ?、… まあ、思い出してた。」




「ねぇりょうちゃん、」




久しぶりに呼ばれたその呼び方。

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なすも(プロフ) - shootingstarhapさん» ほんとですか!嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします^^ (2019年6月15日 21時) (レス) id: 457ac5cab4 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - やまいのさんもいのやまさんもどちらのお話しも好きです(^^)キュンとしました(^-^) (2019年6月15日 0時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なすも | 作成日時:2019年6月9日 14時

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