変わり者同盟 （ ym×in♀）

２５. ページ28

ym side








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あの後、いのおさんにそっくりなお母さんが
来てすぐに彼女が帰っていった。
そして、ちょうど体育が終わりの時間だったから
保健室を出ようとしたら光せんせーに
肩をぽんっと叩かれ




｢あの子のこと、ちゃんと見てやりなよ｣





と言われた。









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｢だぁぁ〜！！｣

｢っわ、びっくりした……なんだよ涼介｣

｢ねぇ、好きってどんな気持ち？｣

｢はぁ、！？初恋まだ……？｣

｢うん、……流れで付き合ったことはあるけど、｣






そう、まだ恋というものをしたことがない。
付き合っても向こうが告白してきたら。
まぁ、いいかな？みたいな感じで。

だから、俺には分からない。





いのおさんが本当に俺が好きでも
俺が彼女のことが好きなのかが。









｢まぁ、俺もよく分かんないけど……とりあえず一緒に居てワクワクしたりそいつを笑顔にしたいってなったら好きなんじゃない？｣




ほんとアテにするなよ！と言われた。
が、耳に入ってこなかった。
だって、








｢ぜんぶ、……｣

｢ん？｣

｢あてはまってる、……え、｣



｢え、なに？涼介くんったら初恋〜？｣








うっせ、ばか。
と、助言をしてくれた友達に言うけど
単に照れ隠しかもしれない。

もし、本当なら。
この気持ちが本当なら。








｢おれ、いのおさんが好きかも……｣









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