【鬼滅の刃】裏切り者の虚無柱。

拾陸ノ型 ページ28

A





もう嫌だ絶対これ鬼じゃない
そう思いながら夜が明け昼が過ぎまた夜が来るのを黙って待ってるしかなかった。







流石に最近寝てなかったので仮眠をとろうと思い病院のベッドを貸してもらっていた。昼から寝てすこししたら起きるつもりだったが真夜中まで眠ってしまっていた。さすがに鎹烏もまずいだろと思ったのだろう。私の頭を突いて起こしてきた。







『…夜じゃねぇか』







やべぇと思い起きようとした瞬間背筋が凍った。








『…鬼の気配…まさかこの病院に…！？』







見落としていた。まさか病院にいるとは思わなかった。ここなら昼間も日の光が当たらない。ここは街中。どうりで鬼が昼間隠れれそうな場所がねぇなと思っていたのだ。







『3階の1番左奥…』







階段を駆け上がった。もう全速力で走った。
ドアを勢いよく開けてそこにいる人をとりあえず逃がそうとした。しかし運が良くそこにいたのは鬼だけだった。







鬼「あれぇ？君鬼殺隊？どうりで妙な気配がしてたんだぁ」







『…君が色々な人達の精神をおかしくしてる張本人…？』







こいつ…十二鬼月では無さそうだけど下弦ほどの強さはある…








鬼「そうだねぇ。俺だよ。俺は食べるのも好きだけどあの魂が抜けた顔…あれが本当に好きなんだぁ！！」








『…めっちゃ性癖暴露してくんじゃん。






まぁ、人を殺してるなら。斬るのみ。』









そういうと鬼は…






　


　





窓から飛び出して上へ逃げた。








『えええええええ！？逃げるの！？！？』








私も同じように窓から飛び出して建物の間をなんとか飛び蹴りしながら鬼の跡を追った。鬼は屋上へ行きたかったのだろう。私も屋上の方が戦いやすかったので好都合だ。






今日は月がでてない…ここは屋上だから下にある街灯の光もあまり当たらない… 肆ノ型が使えねぇ。









めんどくさ。

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