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なんでか勘違いしてて、遅刻だなんて慌てて準備して駆け出してきたのに誰もいないから連絡したら薮ちゃんだけ起きてたから。

薮ちゃんがきてくれるって言ったから



薮ちゃんからの今から行く、なんてメッセージを見てからドキドキが止まらなくて考えないようにしようと思って好きな音楽をかけてみても頭の中は薮ちゃんのことばかりでなんだか落ち着かない

そんな風にそわそわしているうちに音楽も数曲終わっていて、開いた扉

薮「大ちゃんおはよ」

有「おはよ!!
きてくれてありがとう」

そんな風に笑って伝えると俺も早く起きすぎちゃったし良かったなんて笑ってくれるからまた好きになってしまう



そんな恋愛漫画の主人公の頭の中みたいなことばかりを考えている俺でも、なんとなく感じた違和感


有「薮ちゃんなんかあった?」

薮「ん?何もないよ?」

有「でも、…いや、なんかあったでしょ、
俺じゃ頼りない?」

薮「そういうわけじゃなくて、…
変なこと聞くけどさ、大ちゃんは俺のことどう思ってる?」


有「どう思ってるって?」


薮「…メンバーだと思ってる?」


当たり前じゃん、そう発そうとしたけどやめた

分かってしまったから

誰かが、薮ちゃんに告白したんだ

ただの推測に過ぎないけどなんとなく自信があった

だからすぐに頷けなくて、

薮「大ちゃん?」


有「…ごめん、」

飛び出した言葉は謝罪の言葉で、なんで謝るのとでも聞きたげな薮ちゃんに伝えた。


有「普通のメンバーだとは、思ってないよ、
…好きな人、だから」




有「、好き、です」


言ってしまった。

勢いに負けて、その場の空気に耐えきれなくて、

思わず発してしまった言葉




有「…なんて、冗談だよ!
俺演技うまくなった!?」

悲しそうな顔をした薮ちゃんが口を開きかけた時、なんか怖くなって。
言葉を嘘にしちゃいたくて、慌ててそんな言葉を発する

薮「え、冗談?
大ちゃん演技うま過ぎ!騙された!」






俺の作り笑顔に気づかなかったことなんてなかったくせに、



気づいてるくせに


こんなに苦しいのに、辛いのに、


なんで未だに、好きなんだろう

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青空の青さ(プロフ) - セロリさん» コメントありがとうございます!自分もセロリさんの作品が大好きです!更新頑張ってください! (2019年8月26日 19時) (レス) id: bb7f50e238 (このIDを非表示/違反報告)
セロリ(プロフ) - この作品好きなので更新頑張ってください! (2019年8月26日 0時) (レス) id: ace282198d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青空の青さ | 作成日時:2019年7月9日 2時

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