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大ちゃんって呼んでくれる優しい声が好き
俺のことを可愛いって言ってくれる薮ちゃんが好き
俺のことを認めてくれる薮ちゃんが好き、
好きになった理由なんて思い返せばたくさんあって、好きなところもいっぱいあるのに嫌いになる理由は見つかんなくて、嫌いなところも見つからない
この恋だけは叶えたくて、主役になりたくて、
わからない問題がありすぎるのにネットにも本にも載ってない
一度失敗しちゃったらもう取り戻せないかもしれない
ゲームはセーブやロードをしちゃえば何度でもやり直せるのにな、なんて思いつつも
もっともっと薮ちゃんを知りたいから、俺の知らない薮ちゃんを教えて欲しいって思う
薮ちゃんを独り占めしたくて、最近はほとんど同じ夢を見る
薮ちゃんの特別な人は俺じゃダメかなって、
有「だめ、だよなぁ」
小さくそう呟けば自分の声に妄想の世界から引き戻される
時計を見ればもうマネージャーが到着する時間で慌てて荷物をまとめる
タイミングよく鳴ったインターホン
高鳴り出した鼓動に気づかないふりをしながら家を出た。
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青空の青さ(プロフ) - セロリさん» コメントありがとうございます!自分もセロリさんの作品が大好きです!更新頑張ってください! (2019年8月26日 19時) (レス) id: bb7f50e238 (このIDを非表示/違反報告)
セロリ(プロフ) - この作品好きなので更新頑張ってください! (2019年8月26日 0時) (レス) id: ace282198d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青空の青さ | 作成日時:2019年7月9日 2時