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仕事も無事終わって、薮を含めた3人が食事に向かったのを見送ってから楽屋を出て家路を歩く
気づいて欲しいくせに、気づいて欲しくなくて。
気持ちがわけわかんないくらい交差しちゃって、一度でいいから薮の心の中に入って俺という人間がどの立ち位置にいるのかみてみたくなる
やぶひかだなんて言われて、夫婦だなんて言われて
確かに仲はいいし、俺は薮のことが好き。
でも両思いなのかなんて聞かれたら頷き難い
ファンの前では薮が一方的に俺のこと好きみたいに装ったりしてたくせして現実は俺が一方的に好きだなんて、なんとなく、
頭に浮かんだ言葉を消すために慌てて首を振る
断った、とは言ってたけど気持ちを伝えられたいのちゃんたちが羨ましい。
このままずっと薮の相談役で、いつか好きな人ができたなんて話を聞いて勝手に失恋して一人で泣く日が来るのかな、
そう考えたら、なんか嫌になって、怖くなって
気づけば今日の夜家行ってもいい？なんてメールを薮に送っていた
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作者名：青空の青さ | 作成日時：2019年10月17日 23時
