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「あ、はい!大丈夫です!」


その言葉を聞いてすぐにひかに向けてメニューを読み上げ、俺も調理場へと戻る

「山田ー持って行ってもらってもいい?」

「おっけー」


遠慮がちにそう聞いてきたひかに快くそう言い飲み物の乗ったトレイを手に持ち、またテーブルへと向かう

…あ、マスク外してる


テーブルにつき、お待たせしましたーというとこちらに向けられたその顔にはついさっきまであったマスクはなくて視界に入った整った顔たちに思わずトレイを落としそうになってしまう

「…?どうしたんですか?」


そうびっくりしているうちに固まってしまっていたようで薮さんとかいう人が俺の顔を覗き込んでそう聞いてくる

この人…すごいかっこいい

あ、違う違う!!

「す、すいません!
こちらコーラになります」

「あ、俺です!」

元気よく手を挙げてくれた有岡さんの前にコーラを置き、ほかの皆さんの前にはアイスコーヒーをおく

「一人だけコーラか…大貴やっぱ五歳?」

「え、五歳の子って炭酸飲めるの?」

「俺に聞く!?…人それぞれじゃない?
雄也は飲めたの?」

「飲みたいって思わなかったかも」

「じゃあ大ちゃんって何歳なの?」


「27だわ!圭人にまでそんなこと聞かれるとは…」

「ご、ごめん!」


ほんとに仲いいんだな、
芸能人なんてみんなうわべだけだと思ってた


ひか、どの人が好きなんだろう…

俺、薮さんっていう人結構好きかも、

そう考えながらも調理場に戻り、壁にもたれかかり深く深呼吸をする

「山田?どうかした?」

「いや、なんでもないよ!
早く料理仕上げなきゃね!」


そういって、なんでか騒がしい胸をごまかすように料理を作り出す



「俺のできたから手伝うよ
またごめんだけど持って行ってもらってもいい?」


「うん、いいよ」

「ごめんな!今月給料上げとくから!」

「そんなの大丈夫だよ」

そういって、何度目かのテーブルへと向かう


「お待たせしました
ハンバーグとAランチとパスタになります
あとのものはもう少しお待ちください」

そう言って立ち去ろうとするとすいませんと呼び止められる

「…あの、ここって店員さん一人だけなんですか?」

「え?あ、いや調理場のほうにもう一人…」

「そうなんだ、」

「それがどうしたの?伊野ちゃん」

「いや、この店員さんかっこいいから」

「…ついに男にまで興味が出たのか」

「だってかっこいいんだもん
まあやぶには負けるけどね」

「伊野尾うるさい」

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作者名:青空の青さ | 作成日時:2018年6月10日 21時

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