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北斗side
気付けば俺は彼女を目で追っていた。
友達と楽しそうに笑ってる姿。
抑えられていない声のボリューム。
そして垣間見える思いやりのある言動。
いいな、って思ってた。
でもいつも1人で隅の方にいる俺なんか眼中にすら入ってないか。
なんてネガティブ思考で結局話しかけず仕舞いで月日は流れて。
『ねぇ！！聞いて！株式会社◇◇通ったの！！！』
耳を疑った。
俺も同じところに通ったのだ。
ということは一緒に働ける…？
友達1「ねぇよかったじゃん！！！A頑張ったね！！！」
友達2「今日お祝い行かないと！」
『んへへ、ありがと』
そして迎えた入社式。
渡された配属先の部署が書かれている紙には
俺ともう1人彼女の名前があったのだ。
こんな都合よく行くことがあるのか？
夢なのでは？
なんて疑ってしまうほど。
配属先での自己紹介で俺の出身大学を聞いて目を見開いてこちらを見てくる彼女が可愛くて。
昼休みに初めて話したものの想像より話しやすくて、俺にはこの子しかいない、そう思ってしまっていた。
が、その帰り。
まさか最寄りも同じで勝手に運命を感じていた。
「Aちゃんっ！」
目の前に現れたよくこの辺りで歌っている金髪の男は彼女の隣にいる俺を怪訝そうに見た。
見ればわかる。
こいつは彼女が好きで、
信じたくないが隣にいる彼女も
こいつに惹かれている。
呆気なく俺の恋は終わったのだ。
次の日電車で彼女の姿を見つけ、諦めきれない情けない俺はすかさず話しかけて。
あの男の話題を出せば彼女は目を輝かせて、まるで自分のことのように語る
やっぱり俺は眼中にすら入れないんだな。
心臓がぎゅっと締め付けられて鼻の奥が少しツンとした。
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チョコレートボール(プロフ) - あやみんさん» ありがとうございます！！；；そう言っていただけて本当に嬉しいです；；頑張ります！これからもどうぞよろしくお願い致します！ (2021年1月25日 16時) (
レス) id: f2bd30b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
あやみん(プロフ) - このお話大好きです！更新がされるのが楽しみで仕方ありません！応援してます(*^^*) (2021年1月23日 22時) (レス) id: 57ee6bf285 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートボール(プロフ) - soraさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！とっても励みになります；；今後ともどうぞよろしくお願いします…！ (2021年1月17日 18時) (レス) id: f2bd30b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
sora - とっても面白かったです。更新待ってます。 (2021年1月11日 6時) (レス) id: 81efce74d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコレートボール | 作成日時：2020年12月16日 18時
