病気な慧くん。

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cn side









＿＿＿＿



僕はいのちゃんの手をぎゅっと握ってあげてる。
いのちゃんは僕のことをまだ気にしてるみたいで、絆創膏の貼ってある僕の腕をじーっと見てる。









「いのちゃん、？……なんでこんなことしてたの？」

「…………」









何も言わず、ただジーッと。
多分少し前からリスカをしていたはず。
でも、傷は今日つけられたようなあとばっかり。

ほかのところを切ってたり、









「いのちゃん？僕は怒らないからね？おしえて……？」









なるべく、優しく話しかけると
ぽつぽつ僕に話してくれた。









・




・




・




・









「おれ、JUMPに要らないから……きえたくて。
気づいたらね？腕に傷ができてるの……。

ほんとは、死にたいのにね。死にきれない……」









たまたま見たいのちゃんの悪口で、こんなんになっちゃったって。









・









＿＿＿＿ふざけないで、……。


なんでいのちゃんの悪口なんか書くのさ、。
しかもらじらーのタグ付きで見たと。









こんなんじゃいのちゃん、壊れちゃう……



んーん、もう壊れちゃってるか。









「いのちゃんは……必要だよ。」

「なんで？俺のこと必要な人なんて居ないのに……」








・







「いのちゃん、バカ！？
僕らがどんだけいのちゃんのこと、大好きか……必要にしてるか……分かる？」







「僕、ほんとにいのちゃんが大好きだし
涼介だって頼りになるって！！この前言ってた……
ヒカとか宏太とか……1番悲しむよ？」









だから、お願い。いのちゃん。









「必要ないなんて……一生言わないで、っ」

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