教師との恋って…反則ですか？【橙】 (ページ48)

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Aside

(「あ、来たよ」

私が教室に入ると、一気にクラスがざわつく。

　『さとみくん、おはよ～』

さ「あっ、おはよ、バレたっぽい」

　『ん？何が？』

さ「お前とジェルが…同居してるって話」

　『えっ…』

そう。誰かがバラしたらしい。

終わった…

こ「はーい！みんな席に着いて～今日はね、ジェルくんちょっと色々と忙しいらしいから、副担任の僕が一日担任でーす」

絶対嘘だ。校長先生にでも、怒られているのだろう…。

こ「後、桃井(さとみ)くんと、新井さん、ちょっと来て～」

さ「うぃ～」

　『…はい』

ガラガラ

こ「Aとさとみくん大丈夫？」

なっ…いつから名前呼びに…

さ「あーあ、この関係バレたらキツイよ、てかなんで俺も？」

こ「証人としては十分だから。なーくんもね、なってくれるって。ジェルくんはね、必死に、「してない」って言ってくれてるから」

みんな、ありがとう。

ガチャ

　『失礼します』

校「あ、君が新井さん？」

校長先生。怖い。

　『…そうです』

校「こいつと同居してるの？」

そう言って校長先生は、橙川先生の胸ぐらを掴む。

　『してません』

校「…そこの、七森と青猿と桃井くん。親しいんでしょ？分かるよね？」

さ「俺は、橙川先生…ジェルの親戚です。よくゲームをしにジェルの家に行ってるけど、それらしい痕跡はなかったし、そもそもAは一人暮らしです」

こ「そうだね～よく僕たち、飲んでるけど、見てないなぁ～。違う人の匂いもしなかったし」

な「ジェルくんがそんな事するわけないっ…」

それがしてるんだよね。でも、みんなは必死に隠してくれている。

校「ふーん…橙川、お前は疑わしい行動をした。次に、もしこう言うことがあったら…''解雇''だからな」

ジ「…はい、ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした」

ガチャ

ジ「っ…」

橙川先生は、今にでも泣き出しそうだった。

な「一回保健室行こっか」

　『うん』

ガラガラ

な「バレかけちゃったね…でも、誰が…」

ジ「分からへん。でも、今日から…同居出来へんな…さとちゃんの家行ってくれへん？」

　『いいの？さとみくん』

さ「あー、俺は別にいいよ」

前は、襲われかけたが、今は一緒に協力してくれている。

　『ありがとっ…』

さ「気にすんな」