教師との恋って…反則ですか？【橙】

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Aside

熱…測ってみるか。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

　『37.4…』

まだ熱あるなぁ…

ガチャ

あれ？先生帰ってきた…？

無言。

な「おーい！新井さーん！」

七森先生だった。

　『七森先生？どうしたんですか？』

な「ジェルくんね、仕事が長引いちゃって、俺、看病頼まれたの！とりあえず、みかんのゼリー買ってきたんだけど…。食べれる？」

ありがたい。ゼリーはありがたい。

　『食べれます、本当にありがとうございます…』

な「気にしないで！はい！どーぞ！」

私は、いただきますと言った後、食べる。

やっぱりこの味なんだよなぁ。

な「どう？」

　『美味しいです』

な「ねーねー、新井さんって、ジェルくんのこと好きなの？」

え、何その唐突な質問。

　『えっ…好き…ではないですけど』

な「好きにならないの？」

　『だって、今好きになっちゃうと問題がありますし…好きになったとしても、私が卒業するまでに冷めちゃったらどうしよう…ってなるので…』

な「卒業したら、好きになるの？」

　『もしかしたらですけどね…』

な「ふふ。ジェルくん、良かったね」

　『え？』

な「ごめんね。今、ジェルくんと電話繋いでるの。ジェルくん、今すごい喜んでる」

ん？嘘でしょ…？

　『なんで七森先生に…』

な「ジェルくん、「俺が聞いたら、冷たくされる」って言ってたからね〜」

全くあの人は…

　『面白いですね』

な「ジェルくんはねw」

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