〆.朝 ページ6
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窓から差し込んだ陽の光で目が覚めた。
スマホを見てみれば、朝の5時。
…今日は日曜日か。
赤「…裸や」
隣に同じ様に裸で眠るともの姿を見れば、昨日のともの声だとか顔だとかを鮮明に思い出す。
…やってしまった。
緑「ん…、だいき、おきたん…?」
赤「っ、ごめんとも、勢いでこんなん…んっ」
ともの手が伸びてきて、ぐっと引き寄せられる。
声を出す頃にはともの唇で塞がれていた。
緑「俺がええって言うたんやから気にせんでよ。それよりもうちょっと寝よ?」
赤「…とも、」
緑「帰る、とか言わんよな?」
天使みたいな顔とは正反対の、そんなギラギラした瞳で見られたら。
赤「…分かった、寝よか」
彼を強く抱き締めて、眠りにつくしかないやんか。
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次に目覚めた時、隣にともは居らんかった。
再びスマホを見てみれば、朝の8時。
結構寝てたんやな…と思いつつ、起き上がって服を着た。
緑「あ、大毅。おはよ」
赤「おはよ…何しとるん?」
緑「ご飯作ってん。食べよ!」
テーブルに置かれていたのは、ご飯と味噌汁と目玉焼き。
シンプルやけどめちゃくちゃ美味そうで。
料理が出来るところも魅力的やな、なんて思った。
赤「…なぁ、」
緑「んー?」
赤「俺と、付き合うてくれへん?」
緑「…それは、昨日の責任を取る為?」
赤「…それもちょっとだけあるけど、初めて見た時から好きやった」
俺がそう言うと、目をまん丸にして俺を見つめた。
それから、ふんわりと微笑んだ。
緑「…ふふ、嬉しいな。俺も好き。俺で良ければ、宜しくお願いします」
赤「…はぁ……良かったぁ…」
緑「ていうか、好きやない人とあんなんせぇへんし」
赤「ってことは、ともも俺に一目惚れ?」
ふざけ気味にそう聞くと、「そうやで」と同じように微笑んだ。
緑「1人で居った俺に話しかけてくれたあの時から、俺の頭はずーっと大毅のことだけ」
赤「可愛えなぁ…そんなん俺もやし」
向かい合わせに座ってたともが急に身を乗り出して、ちゅっと軽いキスを俺に落とした。
緑「…恋人になってからの初めてのキス、俺が貰っちゃった」
赤「っっっ…可愛え!!!♡」
どうしようもなく愛しくなって、目の前の天使をぎゅーっと抱き締めた。
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べりー。(プロフ) - いちごぱふぇ 。さん» いちごちゃあああああああん!!!!待ってたあああああ!!!!!!!これからも無理しないでね!!!!!!!(おっきいはーと) (2020年5月19日 10時) (レス) id: b8186578f8 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ 。(プロフ) - べりー。さん» ありがとうありがとう!なんか課題多くてさ、、、 (2020年4月25日 13時) (レス) id: c465ef33f3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ 。(プロフ) - かにちゃん。さん» 嬉しすぎて吐きながらローリングしそうです!!!!(?)ほんとにありがとうございます!!!! (2020年4月25日 13時) (レス) id: c465ef33f3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ 。(プロフ) - ぽんたさん» な!!わ!!け!!な!!い!!で!!しょ!!!! (2020年4月25日 13時) (レス) id: c465ef33f3 (このIDを非表示/違反報告)
べりー。(プロフ) - いちごぱふぇ 。さん» 最近大丈夫?今コロナ流行ってるから心配、体に気を付けてね!!更新楽しみに待ってる!! (2020年4月24日 21時) (レス) id: b8186578f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちごぱふぇ 。 | 作成日時:2020年4月1日 10時