とびきりの愛を響かせて2((すの)) (ページ18)

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こんな日に W.S ページ18

your side

「「かんぱい！！」」

勢いよくジャッキのぶつかる音がする。

今日はクリスマス。
そんな日は彼氏と…なんて言いたいところだが、

渡「お前残念な女だな笑ははぁっ！」

…同期の渡辺には酷い言われ様。
ちくしょう！！

「うるさいわね、渡辺だって彼女いないくせに」

渡「はあ？俺はいいんだよ」

「意味不明すぎ笑あ！ビールおかわりくださーい」

渡「お前はやくね？クリスマスだからってはしゃいでんなよ！」

お互い相手がいない同士、仕事帰りに飲みに来た。
渡辺とは頻繁に飲みいつも仕事の愚痴なんかを吐き出している。

同期だし話しやすいのが渡辺なのだ。

「はぁー世の中はクリスマスかよ〜」

渡「ほらだから言ったじゃん、残念女」

「それやめてよねムカつくから」

渡「でもさ前いたじゃん…あ〜深澤先輩だっけ？」

「…いたね〜でももう半年も前だもん」

渡「ふーん」

渡辺が言う通り半年前までは残念女ではなかった。
まぁ今は別れたけどね笑

渡「……今は誰か気になってるやついんの？」

「めずらし！普段私の恋愛話に興味ないくせに」

渡「クリスマスだから聞いてやってんの！」

「なにその上から目線ムカつくんですけど〜」

渡「お前、俺にムカつきすぎだろ！笑」

ほんっと渡辺は余計なことしか言わないんだから！
でもこの距離感が心地よくて好きだったりする…。

あ、同期としてだよ？笑

「そんな渡辺さんもどうなのよ？」

「受付のお姉さんタイプ〜って言ってなかった？」

渡「あぁ…彼氏いたし」

「ぷっ！ちょっと〜渡辺のほうこそ残念じゃん」

渡「あのな、俺はな好きな奴がいんの！……え」

いや渡辺よ自分で暴露してえ、ってやめれる？
酔っ払ってんのか！！！

「ふーん好きな奴いるんだ〜へ〜」

渡「やめろ、その気持ち悪い笑い方」

「暴露しちゃったら誰かもう聞いて良くない？」

渡「絶対言わん……くそ」

渡辺はそこからお酒の進むスピードが早くなり
案の定潰れた。
ええ誰か助けてよ〜。

「こら渡辺、もう帰るよしっかりして！」

渡「ん〜………しっかりしてる、し…」

「ダメだこりゃ、ビンタでもするか」

渡「A………すき、だ…」

「えっ？？？？？？？………A？私？」

「ん、寝てる？………なんなのこいつムカつく」

渡「いてっ…！……デコピンすんなよ」

「バカだね渡辺は、そんな奴はデコピンなんだよ」

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