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ar side

「…って!ねえ!!!有岡くん!!!聞いてる!????」



「えっ??」





ここ最近、俺は気づいたら考え事をしている。






名前を呼ばれたときにはもう、自分が考えていたことが泡のように消えていく。




ただ、ずっとある人のことを考えてしまう。








伊野尾さん。









どうしてこんなに伊野尾さんのことを考えているんだろう。







そんなことを思いながら目の前の彼女に視線を戻し、会話をして、話していたカフェを後にする。










「ねえ、この後時間ある??」









ああ、デジャブだ。



高1の頃の彼女が俺を誘ったときと全く同じセリフ。








また今回も流されるのかなあ、、、、






そんなことを考えていたら、道路越しに伊野尾さんが見えて、





俺は咄嗟にこう言ったんだ





『ごめん、用事ある』






「え、、、」






そんな彼女の声が耳に届く前に、俺は走り出していた。

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作者名:622 | 作成日時:2022年5月18日 13時

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