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『ありおかだいき、です』
吸い寄せられるように俺の方にきて挨拶をした君は、
ほっべが赤く染まっていた。
今思えばその時から、俺は大ちゃんのこと_____
いつも同じだった。会社に行って疲れて寝て1日が終わる。
そんな当たり前の日々に、大ちゃんは花を添えてくれたんだ。
最初は緊張してなかなか話せずにいたけど、数日で大ちゃんは心を開いてくれて。
『伊野尾さん、これわかりますか?』
『伊野尾さん、ご飯行きましょう!!』
子犬みたいな大ちゃんを、可愛い子だなあ、と思っていた。
でも俺はまだ心を開いてなくて、
昔いじめられていたことを思い出す。
それを考えると苦しくて、大ちゃんはいい人だってわかってるのに
なぜかまだ、大ちゃんを信じきれない自分がいた。
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作者名:622 | 作成日時:2022年5月18日 13時