検索窓
今日:23 hit、昨日:1 hit、合計:15,839 hit

2 ページ2

ar side

彼を知ったのは、入社してすぐの新人研修の時だった。



やけに顔が整ったその男と目があって、なぜか逸らせなかった。その瞳に吸い込まれるように、気づいたら足が動いていて。



「はじめまして、」


そう笑う彼は、優しそうな顔でこう続けた。



「俺は、伊野尾慧です。名前教えてくれる?」





「ありおかだいき、です」





「有岡くんは、どこの部署なの??」





「営業部です」






「じゃあ一緒だね、これからしばらくよろしくね!」




俺は人見知りでもないし、誰とでも話せるはずなのに。









言葉が出てこなかった。

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
設定タグ:いのあり , inar
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:622 | 作成日時:2022年5月18日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。