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「けいはどの子が好きなの?」

「まぁちか!」

「ん?まぁ…え、どれ?(笑)」

「ま、ぁ、ち、か、ん」

「マンチカンか、へぇ〜」

「かぁいいの!」



そんなこと言ってるお前の方がかわいいぞ〜なんて思いながらマシュマロみたいなほっぺを摩る。



「ひかにぃは?」

「え〜俺?にぃにはいないかな」

「えぇ〜!」



ひとしきりけいの好きな猫が沢山いる猫カフェを堪能する。


カフェを出て公園を通ると鳩が沢山いた。



「にぃに、こわい。」

「にぃにも一緒にいるから怖くないよ」



ぎゅっと俺のコートを握る小さな手。


けいは通り過ぎるまで抱っこしている俺の肩口に顔を埋めたままだった。



「もういないいないだよ」

「ほんと?」

「うん」



寒さでちょっと赤くなっている小さな鼻をマフラーで覆ってあげる。



「けいはご飯なに食べたい?」

「んーーごはん!」

「ふは、いつもそれじゃん(笑)」

「ごはん、おいしーよ?」

「そうだね、おいしいねぇ」



まだ幼いのに謎にこえた舌を持つ弟のために暗くなってきた空の下、定食屋さんを探して歩いた。









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すいのん(プロフ) - ゆ 。さん» とてもとても嬉しいお言葉ありがとうございます!励みになります(;_;) (2023年4月5日 0時) (レス) @page29 id: 2a4d715210 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ 。(プロフ) - 数少ないjgin小説ありがとうございます。主様の書き方がすごく好きで何回も見させていただいています!! (2023年3月30日 18時) (レス) id: 132d25980b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すいのん | 作成日時:2020年12月31日 0時

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