年下ヘタレ×余裕年上 今夜はハロウィーンです。 ページ1
あー、やばっ、...ってか怖っ。
俺が会社から帰ろうとすると、なんと都会は化物たちであふれかえっていた。
と、いうのもハロウィンで、都会にはそれぞれ派手な仮装をした人が集まっているのだ、、
俺はゾンビ、お化け、変なキャラクター...etc.をかき分けながらも家を目指していた。
やっとの思いで帰ってくると、家の灯りがついていた。一人暮らしを長い間してたから変な感じだ
けど、誰かが待っていてくれる、自分の帰りを、おかえりが返ってくるのはやっぱり嬉しい。
それが俺の大好きな人なら、なおさらだ。...あー、もっと早く帰って来たかったのに。
玄関を開けて、ただいまと言うが、おかえりとも何とも返ってこない。部屋に行くと、彼はソファー
の上で寝ころんでいた、眠っているのだろうか。
俺は彼に近づき顔を覗きこんだ、
あ...、
気持ちよさそうな寝顔...、普段は余裕な顔してて、俺をからかってくるのに、
こういう時、すやすやと息をして子どもの様に眠る姿は、ひどく無防備でいとおしいと感じてしまう。
「深見(ふかみ)さん...」俺は思わず、彼の薄く開いた唇に自分の渇いた唇を重ねた、
軽く触れるだけのキスをした。
本当はもっと彼に触れたいのに必死で我慢する....
俺はソファーから離れる、が、腕を掴まれた。
振り向くと、深見さんがソファーから体を起こしていた。
「ん、...なんだ、お前帰ってたの、、」
「あ、うん少し前に、、、。」
彼は目を擦っている、俺が起こしちゃったのかな、、、。
寝ぼけた声が、少し可愛かった...
「なぁ、夕(ゆう)、お前今日なんの日か知ってんよな」
「ハロウィンでしょ、」
「ん、せーかい、トリックオアトリート!お菓子くれないんだったら、悪戯しちゃうぞ」
あ、そういうことか、この人こういうイベント事とか好きなのかな、
えーっと、お菓子は、、って無いぞ、、、「なーんてな」
「お菓子なんて要らないし、それに俺がお前に悪戯してんのはいつものことだ」
「はあ」
つまり、何が言いたいんだか。
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作者名:かさらぎ | 作成日時:2017年10月25日 22時