にゃあなんて鳴かない。 ページ22
side.inoo
ざわざわしてるし、
早く帰りたい。
なんて思ってた。
有「あ、いのちゃーん！」
伊「.....」
浮かれた学生が集まる日。
彼もそのうちの1人。
今日は、大学の文化祭。
有「本当に来てくれた！」
伊「本当は来たくなかった..」
なんて言って不機嫌そうな顔を見せても、彼は笑っていた。
こいつ本当に浮かれてるな。
彼のゼミがやきそばの屋台を出すからと、半ば強引に来てねと言われた。
俺のゼミは人が少ないし、めんどくさいので出し物は却下した。
伊「てゆうかその格好なに。」
有「これ？仮装だよ！呼び込みは皆してるの。」
有岡くんはくるっと一回転して俺にその仮装を見せてくれた。
伊「なんでそのチョイス..」
服はメイド服。
頭には猫耳。
有「だって、おもしろくね？」
そう言ってスカートをひらひらっとさせた。
犬のくせに、猫耳なんてつけて。
伊「この猫耳動くの？」
有「なんか脳と連携してて、嬉しいと動くみたい。」
だから今動いてるのはいのちゃんに会えて嬉しいからだよ、って恥ずかしげもなくそういった彼。
子供みたい、可愛いけど。
光「大ちゃん、次の人来たからもう上がっていいって。」
そう言いながら屋台の方から出てきた男の子は、焼きそばを２つ持ってこっちに寄って来た。
光「はい、大ちゃん。
伊野尾くんも、どうぞ。」
にっと笑って有岡くんと俺に焼きそばを渡してくれた。
初対面なのに俺にも良くしてくれるのは、有岡くんが何か言ってるからかな。
伊「ありがとう。いくら？」
鞄から財布を取り出そうとすると、彼はいいからいいからって手をぶんぶん振って、
光「大ちゃんのことよろしくね。」
なんて、ちょっとからかうようにして他の人には聞こえないように言うと、また屋台の方に戻ってしまった。
有岡くんの友達にあんな紳士的な人いたのか。
なんか、かっこいいな。
有「光くんの焼きそば美味しいよ。」
なんて言いながらもう食べようとしてる彼を見て、
少し笑ってしまったけど、
やっぱり俺はこの子供みたいで可愛い子がいいなって、思ったりした。
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杏奈(プロフ) - むににこめさん» こっちにもコメント下さって嬉しいです〜！待ってて下さる方がいて幸せです（ ; ; ）初めて書いたお話なので本当に、お言葉嬉しいです（ ; ; ）また更新するので見てください〜ヽ(；▽；)ノ (2015年12月16日 20時) (
レス) id: b456b2c878 (このIDを非表示/違反報告)
むににこめ - 杏奈さんっ！私も実はずっとずっと待ってます！！笑 この作品、今まで見てきた小説の中で一番大好きなので！楽しみにしてます、頑張って下さい！ (2015年12月13日 10時) (レス) id: 9e8af99fe7 (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(プロフ) - 飯尾です。さん» 放置してたので待ってくださる方がいると思ってませんでした（ ; ; ）ちょっとでも載せれたらいいなと思って準備してます^ ^また別の所での公開になりますが、よろしくお願いします〜。 (2015年12月12日 23時) (レス) id: b456b2c878 (このIDを非表示/違反報告)
飯尾です。 - 更新されるのずっと待ってます´ω` (2015年12月11日 18時) (レス) id: 3ffead3e5a (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(プロフ) - むににこめさん» 本当ですか..！こうゆうシチュエーションに私も萌えるので嬉しいです..！ 嬉しいお言葉ばかり(;_;)ありがとうございます。まだ書くか迷っていますが、書いた時は、よろしくお願いします。 (2015年11月24日 12時) (レス) id: b456b2c878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏奈
| 作成日時：2015年11月2日 17時
