ep2 ページ18
side.arioka
そういえば俺、
いのちゃんの家ってちゃんと知らないな。
この前は家の近くまで送ったけど、ちゃんとした場所は分かんないし..
有「いのちゃん家ってどこ？」
電車の中で吊革に捕まりながら、俺の前で半分寝ぼけて座っている彼に尋ねる。
伊「東京ー。」
有「うん、知ってる。」
そうじゃないよ！
俺は頭を抱えているのに、本人は本格的に俯いて寝始めた。
電車って眠くなるもんね...
はぁ、と小さく溜息がでるけど、
気持ち良さそうに寝られると無理矢理起こせないっていうか、
俺ってこの顔に弱いなぁ。
なんて、寝顔を見て、そう思って項垂れた。
有「ただいまー。」
結局いのちゃんの家に送ってあげることはできなくて、
また、俺の家に連れて来た。
自分の部屋まで上がって、ベッドに寝かせてあげる。
親、仕事で今日も遅いみたいで良かった。
とりあえず落ち着いてほっとしていた。
でも、そんなのもつかの間、
伊「んー...」
ちょっと声を出して、ベッドに横になったまま薄目を開けている彼。
有「あ、起きた？とりあえず俺の家に連れて来ちゃった。家に連絡入れた方が、」
伊「ん、だいちゃん ..？」
家に連絡を入れた方がいいんじゃないか、そう言おうと思ったのに、急に名前を呼ばれて止まってしまった。
だって、
いつもと呼び方が違うから、びっくりしちゃって。
なんだか胸の奥がきゅんとなる。
なんで俺は、呼び方だけでこんなになっちゃうんだろう。
伊「あ...やべ、山田のがうつった。むかつく。」
そう言うと、山田の顔が浮かんだのかものすごく嫌な顔をしていた。
もう一回呼んでほしいな。
なんて、思ったのに。
.
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杏奈(プロフ) - むににこめさん» こっちにもコメント下さって嬉しいです〜！待ってて下さる方がいて幸せです（ ; ; ）初めて書いたお話なので本当に、お言葉嬉しいです（ ; ; ）また更新するので見てください〜ヽ(；▽；)ノ (2015年12月16日 20時) (
レス) id: b456b2c878 (このIDを非表示/違反報告)
むににこめ - 杏奈さんっ！私も実はずっとずっと待ってます！！笑 この作品、今まで見てきた小説の中で一番大好きなので！楽しみにしてます、頑張って下さい！ (2015年12月13日 10時) (レス) id: 9e8af99fe7 (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(プロフ) - 飯尾です。さん» 放置してたので待ってくださる方がいると思ってませんでした（ ; ; ）ちょっとでも載せれたらいいなと思って準備してます^ ^また別の所での公開になりますが、よろしくお願いします〜。 (2015年12月12日 23時) (レス) id: b456b2c878 (このIDを非表示/違反報告)
飯尾です。 - 更新されるのずっと待ってます´ω` (2015年12月11日 18時) (レス) id: 3ffead3e5a (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(プロフ) - むににこめさん» 本当ですか..！こうゆうシチュエーションに私も萌えるので嬉しいです..！ 嬉しいお言葉ばかり(;_;)ありがとうございます。まだ書くか迷っていますが、書いた時は、よろしくお願いします。 (2015年11月24日 12時) (レス) id: b456b2c878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏奈
| 作成日時：2015年11月2日 17時
