夢の世界 ページ20
ar.side
僕らが来たのは遊園地
そこはまるで夢の世界
「すごいー!どれに乗る?」
「大ちゃんの好きなものでいいよ」
コーヒーカップ
メリーゴーランド
グルグルし過ぎて目が回った
「はしゃぎすぎじゃない?」
「だってぇ……」
「ふふっ…“だってぇ”なぁに?」
少し疲れちゃってベンチに座ってどよーんと俯いていたら席を離れていたちゃんが戻ってきて隣に座った
「だってぇ、楽しいんだもん」
「ふふっ。大ちゃん、顔あげて?」
ちゃんに言われて顔をあげるとその手にはソフトクリームが二つ
「はい」
「ありがとう!ぁ、ちょっと待って?……」
ソフトクリームを受けとる前に財布からお金を出して渡す
「何?」
「ソフトクリームのお金」
「いいよ、そんなの」
「でも……」
そんなの悪いからって僕が渋るとちゃんはソフトクリームを差し出してくる
「俺の奢り。溶けちゃうから早く食べよ?」
「ありがとう」
今度は素直に受けとるとペロッとソフトクリームを舐めた
ちゃんが買ってきてくれたソフトクリームはとても冷たくて甘かった
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あーにゃん(プロフ) - 萌衣さん» ありがとうございます! (2017年5月2日 0時) (レス) id: 037dc25f04 (このIDを非表示/違反報告)
萌衣 - 更新楽しみです! (2017年5月2日 0時) (レス) id: fe41e91705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾李里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a_cat_hp/
作成日時:2017年4月21日 17時