大切な仲間と共に １１

499話 ページ20

伊野尾side

次の部屋へ入ると理科室みたいな部屋だった。



顕微鏡だったりガスバーナーだったり様々あった。



光「…！？おいっ知念！！しっかりしろ！！」



ひかるが急に声を荒らげるから何事かと思ったよ…←



でもよくみてみると知念が力なく倒れていた。



伊「知念！！」



知念の方に近づこうとしたが少し違和感を感じたちどまった。



…これは



伊「ひかる！！知念からはなれて！！」



光「えっ…？」



目にも止まらぬ速さで光の首に噛み付いた



伊「ひかぁ！！！！！」



みるみるひかるの顔の血色が悪くなっていく



山「知念！！くそっ…」



知「……こいつの血…美味しかった」



どしゃっ



伊「はぁっはあ…ひか！！ひかっ！！」



光「ううっ…」



どうも光は貧血をおこしてしまっているらしかった。



知「全部は吸わなかったよ。感謝しろ」



しゅんっ！！



また次のターゲットへ向かって飛び去った



きんっ！！！



山「くっ…うおらぁっ！！」



ぶんっ



山田がそこら辺にあった鉄の棒でひっしにふせいでいた



山「知念！どうしちゃったんだよ！」



知「…」



山田が知念の相手をしてくれている間に光に必死に呼びかけていた。



光「うぅ…だ、だいじょうぶだから……っ…頭にひびくっ…」←



伊「はっ…ごめんっ…」



光「いいよ…このままいてもいい…？」



伊「ほぇ？いいよぉ？」



光が俺に体を預けてそのまま知念の方をじーっと見ていた。



…息は荒いままだけど…

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