77話 ぴーたんの力 ページ29
薮side
むり……ひかるがいない生活なんて考えられない……
光の温もりが忘れられなくて恋しくて知らない間に涼介の家の前まで来ていた。
ここにいるっていう証拠もないのに……
途方に暮れ近くにあったベンチに座りぼぉっと前だけを見ていると知念が目の前に来た。
え?知念?
そこから雄也や涼介と話しているとだいすきな光がきたんだけど、そこから意識を失っていた。
薮「んっ……」
目が覚めると俺はベンチに座っていたみたいで目の前にひかるがいた。
薮「あれ…ひかる…?」
光「うん、ひかるだよ?」
薮「はっ…まって、近寄るな、俺…」
急に正気に戻った俺は体調が悪くウイルス性のものでうつることを思い出した。
光「……」
光の顔をみるとすごく寂しそうな顔。
俺も辛いよひかる←
ほんとはぎゅぅって抱きしめたいよ…
そう思いながら目をつむっているとなにか暖かい感覚が俺を包んでくれていた。
ゆっくり目を開けるとひかるの髪が見える。
薮「…えっ…?」
光「やぶ…早く治してね。じゃないと、赤ちゃんと俺、怒るからね?やぶからのぎゅうも元気になった時…待ってるから」
ゆっくり離れた時に手になにか握られていた。
薮「えっ…これは…」
光「山田の家にあったの、盗んできた。後で返したらいいでしょ?」
俺の手元にあったのはぴーたんのマスコットぬいぐるみ。
光「俺だと思って?俺も。寂しくなったらやぶんぶんと一緒に寝るようにするから。体調が治るまでははなればなれだけど、思いは一緒だからね」
そう言うひかるはおれよりよっぽど大人に見えた。
薮「ごめん、俺、甘えていたな…」
光「??」
薮「ありがとう。おとなしく雄也の家に戻ってしっかり治してくるよ。ひかも辛いもんね。俺だけじゃないんだ。そう思うと気持ちが軽くなってきたわ(笑)」
ぴーたんをぎゅっとにぎりしめるとひかるはニコッと笑ってくれた。
光「まってるから」
薮「おう、ありがとな…」
2人で笑い合っていると木の後ろから人影が見えたような気がした。
高「いいねっ…ほんといいよねぇ…」
知「はぁ…」←
山「これ、裕翔と大ちゃんいたらやばかったな」←
知「絶対うるさい」←
山「たしかに(笑)」
会話を聞かずにスルーしておいた。←
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かにくりーむころっけん - 最近読み始めましたがすごく面白いです!!時間がある時で構わないので更新楽しみに待ってます!! (2021年11月12日 18時) (レス) @page36 id: b79672bb9c (このIDを非表示/違反報告)
ぱん - ハラハラドキドキ… (2021年11月5日 22時) (レス) id: 3e1037ef08 (このIDを非表示/違反報告)
くーちゃん(プロフ) - 那奈さん» コメントありがとうございます!なかなか忙しくて更新する日がなくって申し訳ないです。また、更新しましたら読んでいただけると嬉しいです! (2021年9月8日 1時) (レス) id: 059101836b (このIDを非表示/違反報告)
くーちゃん(プロフ) - ぱんさん» コメント返信遅くなってしまってすみません。汗 リアルが忙しすぎて更新する時間がありませんでした。できる日は更新していきますので読んでいただけると嬉しいです! (2021年9月8日 1時) (レス) id: 059101836b (このIDを非表示/違反報告)
那奈(プロフ) - 続き見たいです!! (2021年9月6日 17時) (レス) id: 5eb2712d86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くーちゃん | 作成日時:2021年1月24日 10時