大切なおれたちの宝物 ybhk 2

69話※ やまだ ページ21

光side

知｢ひかぁ〜まってたよぉ〜！！｣



光｢ごめんごめん汗汗｣



てくてく車へと向かっていく。




中にはマネージャーと知念がいた。



マネージャーにはジャニーさんが話してくれたようで少し気まずい…



マネ｢ひかるさん、休めるようでしたら後ろの背もたれたおして寝てくださいね？｣



優しい言葉をかけてくれるマネージャー。ほんと、優しい人達に囲まれたなぁ、俺。



知｢ぼく、ひかのよこに行ってもいい？？｣



光｢へ？いいけど…｣



知｢わぁ〜い！｣



知念が後部座席に移動してきて一緒に座る。



知｢これから涼介のとこに行くんだってさ。涼介には伝えてんの？｣



光｢いや…言えてねぇ…｣



知｢そっか。涼介めんどくさいもんね｣←



光｢めんどくさいて(笑)｣



知｢だってさぁ？？｣



知念が永遠に話しているんだけどほんとに話題付きないよな。普段は人見知りして黙っているのに…(笑)



気を使ってくれてるのかな。俺に。



ありがとうな。知念。



そうこう話していると山田の家に着いた。



山田は俺が妊娠してるなんてしらないからコーヒーを片手に持ってきている。



あぁ。最悪……



コーヒーを見た瞬間こんな嫌な気分になるなんて…



毎日毎日コーシーって言ってたのが遠い昔のように感じるよ…



がちゃっと隣のドアが開いたと思ったら知念が車から降りていた。



光｢えっ、知念？｣



車の窓から見てると知念が山田の持っていたコーヒーを庭の草花に捨てていた←



山｢！？な、何すんの知念！？｣



知｢朝からかっこつけんなって言ってんの！ほら遅れるよ！早く乗って｣



山｢俺のコーヒー……｣←



知｢俺のコーヒーは草花が飲んでくれてます。よかったねぇ！｣←



会話を聞くだけでふふっと笑みが零れた。



知｢ふぅ、｣



車の中に戻ってきた知念。それと入ってきた山田。





山｢知念…ほんとにお前は……ってひかるくん！？おはよ！｣



光｢は、はよぉ…｣



山｢光くんならわかるよね！！コーヒー捨てられたんだよ！！どう思う！！｣




どう思うも何もあなた香水きついです…←



光｢……うっ｣←



知｢！？ひか！？これに吐いて！！｣



知念がすぐに用意してくれた袋に吐く。



山田の表情は見えなかったが驚いただろうな。ごめんな山田



知｢ちょっと涼介！香水きつい！！くさい！！｣←←



山｢はぁ！？お前もつけてんじゃん！！｣



知｢僕のは無臭なんですーだ！！｣←

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