大切なおれたちの宝物 ybhk 2

49話不安。(移行完了) ページ1

薮side

家に着くと光はすぅすぅ寝息をたてながら眠っていた。



そんな姿もとてもとても愛しくて頭を撫でるとすぐに目を覚ました。



光｢んぅ…？やぁぶ…？｣



薮｢おはよ…着いたよ？歩ける？｣



光はこくっと首をたてにふってからゆっくり車を降りた。



部屋の明かりをつけ、コンビニで買ってきた食べ物で昼食をすませる。



光は冷凍の枝豆をそのまま食べようとしていたため



薮｢だめ、茹でないと｣



と言ってもぎゅっと離さない。



光｢やだ、冷たくてきもちぃもん…｣←



たしかに冷たくて気持ちいけどお腹痛くなるだろうが…俺ならすぐ壊す←



薮｢ひかる？冷たくて気持ちいかもしれないけど、お腹痛くなっちゃうならやめとこう？冷たいのが欲しいなら冷奴とかあるからさ…｣



そう言うと納得したみたいで椅子に座った。



どうしたんだろ…なんか、いつもの光と違うような…？



急いで枝豆を茹で、冷奴をお皿に出し、机に運んだ。



光は机に手を伸ばしてびろーんっとなっていた。



薮｢ひかる？ご飯できたけど…食えそう？｣



ゆっくり動いてこくっと頷く光。



俺も光と同じ食べ物を食べる。



嫌いな食べ物じゃないから食べられるからね(笑)



無言が続き空気が少し重たくなる。



あのこと…ビデオ屋さんで会ったファンのこと…気にしてんのかな…？



薮｢光？さっきのファンのこと…気にしてる？｣



そう聞くと枝豆を出していた手をとめ、こくっとうなずいた。



光｢世間の目が…怖くて…｣



薮｢うん…｣



光｢俺…記者会見とか…する勇気…なくなってきたよ……｣



薮｢まだ先の話だし、不安になることないよ。光だけでるんじゃないしな？｣



光｢えっ…やぶ…出てくれるの？｣



薮｢あたりまえだろ？お前一人ではださせねぇよ(笑)｣



そう言うと少し安心したみたいでほっとした表情を見せていた。



薮｢その時はその時でなんとか頑張って乗り切ろ？？｣



光｢うん…薮がいるなら…こわくないや…｣



光がにっと笑うと俺もふにゃっとした笑顔を見せた。



薮｢そうだ、映画観る前にちょっとビデオ通話するか！｣



光｢へ？だ、誰と？？｣



やぶ｢BEST！｣




光｢みんなオフなのかな？｣



薮｢大丈夫でしょ、かけてみようよ｣



光｢うん。｣




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移行しました〜！



よろしくお願いします！！

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